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第百七十二話 ページ43

貴『ねぇ倉持、御幸と前園、喧嘩でもしたの?』



試合開始前、素振りをしていた倉持に聞いた。

ここにくる前も、二人が何だかよそよそしく見えたからだ。



倉「あー...お前、ナベちゃん達のこと知ってんのか?」


貴『一応は』



倉持が言うには、渡辺たちのことで一悶着あったらしい。

と言っても、ただ意見が食い違って、お互い譲らなかったってだけ。


それなら心配なさそうだ。



貴『試合に影響が出ないといいけどね』


倉「そこは大丈夫だろ。何かあったら俺が絞める」



流石に試合に私情は持ち込まないだろうけど。






...少し見くびっていたかもしれない。

試合を見て、私はそう思った。


御幸のタイムリーや、前の試合から続いて前園の打撃が良くてリードしているものの、

盗塁を恐れることなくして来るし、何より追い詰められているのにあの雰囲気。


正直心折れてくれた方が助かるけれど、そうはいかないようだ。

こういうチームは、最後の途端場で軽く逆転して来るから苦手だ。


しかし、こちらは初回からホームランが出たものの、降谷の調子がいい。

力がいい感じに抜けているし、集中も出来てる。


ホームラン直後に取ったタイムの時に御幸に何か言われたのが響いたのか。

それとも...。


俯き気味にタオルで汗を拭いている降谷を見る。

...流石に怪我はないか。


そこに、さっきから騒がしく準備をしていた沢村が近寄る。



沢「もしかして...お前...本気でこの試合一人で投げ抜こうとしてやがるな!!」



相変わらずの大声に私は耳を塞ぐ。

それでも聞こえる...喧しい。


その後も打線が繋がり、五点差となった。

それでも、鵜久森の明るい雰囲気は壊れない。


すると、観客席から鵜久森への歓声が大きくなった。

あの稲実を倒した奇跡故のことだろう。


こちらからは、降谷がそのままマウンドに上がる。

この雰囲気に飲み込まれずに自分のピッチングが出来るか。


最後まで投げたいなら、ここが踏ん張り所よ、降谷。

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桜餅(プロフ) - 夜さん» 予防接種バッチリなので多分大丈夫!だと信じたい!←これからも頑張ります! (2019年12月15日 1時) (レス) id: 03f4026521 (このIDを非表示/違反報告)
桜餅(プロフ) - 藍こさん» 最近イチャイチャ書けてなかったですからね〜早く文化祭書きたい...試合どこをカットするか毎回悩み所です(^.^; (2019年12月15日 1時) (レス) id: 03f4026521 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 更新お疲れ様です楽しみにしてます。お体にお気をつけて頑張ってください (2019年12月15日 0時) (レス) id: ccee2c2824 (このIDを非表示/違反報告)
藍こ(プロフ) - 御幸さんとのいちゃいちゃ!!きゃあ!!ありがとうございます!お疲れ様です^_^ (2019年12月14日 20時) (レス) id: b64ba8aeaf (このIDを非表示/違反報告)
桜餅(プロフ) - 豪炎寺修也推しさん» ですね!何事も元気が一番!まぁ風邪引いて学校休みたいって思っちゃう日もあるんですけどね← (2019年12月6日 19時) (レス) id: 03f4026521 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜餅 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.pnp/sakuramoti  
作成日時:2019年11月13日 17時

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