第百七十話 ページ41
翌日___
渡「御幸、ちょっといーかな...」
休み時間に御幸と倉持の三人で話していると、渡辺たちがうちの教室に来た。
倉「どーしたナベちゃん。隣からわざわざ...」
渡「い...いや、ちょっと」
「あ!御幸君、相川さんこれ。修学旅行の班分けたやつ」
「ほら、倉持にも!」
多分、昨日のことだろう。
するとそこに、修学旅行の実行委員が修学旅行のグループ分けをした紙を持ってきた。
そういえば、文化祭ついでに話が出ていた気がする。
どうでもよかったから聞いてないけど。
「大会と日程が被るかもしれないんでしょ?
だから野球部だけ、まとめて固めてあるけど。
その関係で、相川さん女子一人になっちゃうけど大丈夫?」
貴『...まぁ、多分行かないと思うし』
と、私たち三人は紙を返す。
二人は残念そうに戻って行った。
御「で...どーしたの?」
御幸は渡辺に向き直る。
けど渡辺たちは「やっぱりいいや」と帰ってしまった。
倉「何だったんだ?アイツら...」
貴『......』
まぁ、言いにくいだろう。
けどこのまま何も言わないままだと、向こうが辛いはずだ。
御幸が何か感づいているとは思えないし、渡辺たちが自分から言うのを待つしかない。
・
夜、私は投手陣のランニングの方を見に来ていた。
というのも、川上だけじゃ一年二人のペースを抑えることが出来ないらしい。
...終わる気配がない。
いい加減終わらせようと、私はベンチから立ち上がった。
貴『二人とも、今日はここまで』
沢「いや!俺はまだ行けるっスよ!」
川「お、俺も...」
とか言いながら、かなり息が切れていので、
私は強制的に二人を終わらせ、遅れて来た降谷も止めて一緒に寮に戻る。
沢「まだ全然行けますけどね!!」
貴『分かったからちょっと黙って』
その途中で、渡辺と御幸が階段に座って話しているのを見つけた。
御「ノリ!そいつらちゃんと風呂つからせよ!すぐシャワーで済まそうとするからな」
川「分かった!」
御幸の言葉に対しワーワー喚く沢村の頭を、バインダーで叩いて黙らせる。
貴『...ちゃんと話さないと、意外と鈍いから理解出来ないわよ』
渡「あ...うん」
通り過ぎざまに、私は小さく渡辺にそう呟いた。
どうせ、やめたいと思ってるって勘違いされると思うけどね。
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桜餅(プロフ) - 夜さん» 予防接種バッチリなので多分大丈夫!だと信じたい!←これからも頑張ります! (2019年12月15日 1時) (レス) id: 03f4026521 (このIDを非表示/違反報告)
桜餅(プロフ) - 藍こさん» 最近イチャイチャ書けてなかったですからね〜早く文化祭書きたい...試合どこをカットするか毎回悩み所です(^.^; (2019年12月15日 1時) (レス) id: 03f4026521 (このIDを非表示/違反報告)
夜(プロフ) - 更新お疲れ様です楽しみにしてます。お体にお気をつけて頑張ってください (2019年12月15日 0時) (レス) id: ccee2c2824 (このIDを非表示/違反報告)
藍こ(プロフ) - 御幸さんとのいちゃいちゃ!!きゃあ!!ありがとうございます!お疲れ様です^_^ (2019年12月14日 20時) (レス) id: b64ba8aeaf (このIDを非表示/違反報告)
桜餅(プロフ) - 豪炎寺修也推しさん» ですね!何事も元気が一番!まぁ風邪引いて学校休みたいって思っちゃう日もあるんですけどね← (2019年12月6日 19時) (レス) id: 03f4026521 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:桜餅 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.pnp/sakuramoti
作成日時:2019年11月13日 17時