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第百四十八話 ページ14

「押し出しー!!」


「マウンドの降谷大荒れ!立ち上がり早くも三つ目の四球!」



ブルペンでは調子がよかったのに、マウンドに上がった瞬間荒れる降谷の球。

その後も力が抜けず、二人押し出しで二点。

そして、置きに行った棒球を打たれて、一点追加された。



片「川上を呼んでこい」


貴『はい』



私はベンチを出て、投げていた川上の元へ行った。



貴『川上、肩出来てる?』


川「大丈夫。まだ一回だし、なんとか抑えるよ」



そう言って、川上はマウンドへ走った。



貴『沢村、あなたも一応肩作っておいて。小野、よろしく』


小「おう。沢村!」


沢「は、はい!」



見切りをつけるのが早いかもしれないけど、流石に調子が悪すぎる。

レフトへ下がる降谷の背中を見て、私もベンチへ戻った。







片「これが...お前達のやりたかった野球か?」



前に集まった選手たちに、監督はそう問い掛ける。

私たちマネージャーは、少し離れたところでその様子を見ていた。


交代後、川上がなんとか一点で抑えてくれたお陰で勝つことが出来た。

しかし、同点に追いついたのが七回。


初回からペース配分を考えず、交代させられた不満でバットを振り回すエース。

リードされたぐらいで気負い、ミスをする。

積極性を履き違え、初球から難しい球に手を出す。


結果は勝利だが、内容は一回戦以上に酷いものだった。



片「夏の悔しさをもう忘れたか?御幸」


御「...!!」


片「毎日何の為に練習しているんだ!?この日の為だろう!!

  一点の重みを常に意識出来てないから、こういうプレーが出てしまうんだ!!

  まだ予選?強豪校のいないブロックだから、勝ち上がって当然だとでも思ったか!?

  自惚れるな!!目の前の試合を選手一丸全力で戦えないチームが、甲子園に行けるか!」



思わず耳を塞ぎたくなるような、心に突き刺さる怒号が、

グラウンド中に重々しく響き渡る。



片「しばらくボールを触るな!!俺がいいと言うまで走ってろ!!返事は!?」


全「は...はい!!」



エンドレス...かなり怒ってるな、監督。



部「マネージャー、照明点けてきてくれ!これは時間かかるぞ」


吉「は...はい」



この経験もまた、みんなの成長に繋がるといいのだけれど。

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桜餅(プロフ) - 夜さん» 予防接種バッチリなので多分大丈夫!だと信じたい!←これからも頑張ります! (2019年12月15日 1時) (レス) id: 03f4026521 (このIDを非表示/違反報告)
桜餅(プロフ) - 藍こさん» 最近イチャイチャ書けてなかったですからね〜早く文化祭書きたい...試合どこをカットするか毎回悩み所です(^.^; (2019年12月15日 1時) (レス) id: 03f4026521 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 更新お疲れ様です楽しみにしてます。お体にお気をつけて頑張ってください (2019年12月15日 0時) (レス) id: ccee2c2824 (このIDを非表示/違反報告)
藍こ(プロフ) - 御幸さんとのいちゃいちゃ!!きゃあ!!ありがとうございます!お疲れ様です^_^ (2019年12月14日 20時) (レス) id: b64ba8aeaf (このIDを非表示/違反報告)
桜餅(プロフ) - 豪炎寺修也推しさん» ですね!何事も元気が一番!まぁ風邪引いて学校休みたいって思っちゃう日もあるんですけどね← (2019年12月6日 19時) (レス) id: 03f4026521 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜餅 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.pnp/sakuramoti  
作成日時:2019年11月13日 17時

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