芸術愛は真の愛情を失わせる ページ28
冬休み。
本音を言えば家でぐーたらしてたいものの…
そりゃもうベッドから跳ね起きて飛び跳ねて了承したよ。
まさか彼奴が自分から誘うとは思わなかったのだ。ほら、俺って町中でも愛愛愛って五月蝿いからね。彼奴そういうの嫌いだから。
…もしや、前回に「成り代わり前の世界にあったヤツだ…」とか思って、この世界じゃまだ謎な部分を説明してたら、妙に納得されて「君の考えは具体的でかつ現実的…やらなんたらかんたら」ってなったのが原因か。
わっかんねぇよ、彼奴のツボが。
この辺りの博物館は、前世との違いを知るために結構行き詰めてるし…ガイドするにあたっては俺ほどのプロ(一般)は居ないんじゃないかと思うほどだから、そうだからとすれば納得できる。
あれはこーだ,これはこーだと感想を言いながら帰路につけば、人が多くなる。
其れに伴い「冬休みだから人が多い」「誰かと会うため何かを探すため」「素晴らしい愛」など,うふふと語って繁華街を歩いていれば、案の定「喧しいのだよ。そう気軽に愛を口にするな」と。
えぇ…、歪みきった
やだわー、愛を町中で大声で叫ぶなとか言うけどー…人形に「寒くないか?チッ、マドモアゼルが人酔いする…」て言う良い年した美青年と歩いてる俺もおんなじ羞恥心しかないよ。
それを紛らわせる為に叫んでるのに何故気付かない…!
とか言いたいが、そうだ俺の演技力は一流だ…自信を持て俺…!
でも本当に気付いてほしい…
ぶつくさ思って歩いていたら、ふと自動販売機の前でうずくまってる奏汰を見付けた。
五奇人のなかで唯一妖しい雰囲気を持ってない奴だからか、その水色の髪を見るまで気づけなかった。
宗はギスギスして、零はホヤホヤして、夏目くんは全体的に怪しい。奏汰のみ、空気に溶け込んでるようだから。
俺は果たしてどうだろうね。
最近は全く仮面つけてないしなぁ…。道化の道から無意識に戻ろうとしてしまってるのか、つけるのを忘れる…。
…それより奏汰さぁ、そうなるんだったら連絡のひとつくらい寄越してくれたら良いのに。俺なら気球でひとっとびして海洋生物部まで持っていくのになぁ…
取り敢えず干からびてる奏汰を持ち上げて、近くのカフェへ寄ることにした。
知人の声が聞こえたから、というのと…紅茶が飲みたかったから。
正直な人間は神の創造した最も気高い作品だ→←嘘は雪玉の様で,長い間転がす程大きくなる
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詅(プロフ) - 真響さん» ぜひよろしくお願いします!もう本当に貴方様の日々樹渉解釈に尊敬しかなく…!! (2017年12月18日 19時) (レス) id: 1f05f5b54d (このIDを非表示/違反報告)
真響(プロフ) - そう言ってもらえて嬉しいです…!今後、更に暗くなります。怪盗イベでの未だに少年呼びな真白君との話,友人君,店主さんとの関係,北斗君への思いに卒業後の話…"日々宇"が存在する前提での話ですが、それでも良ければ小説に入らないぶんボードで語りましょう…! (2017年12月17日 22時) (レス) id: 5066b17b34 (このIDを非表示/違反報告)
詅(プロフ) - 真響さん» 楽しみにしております!何ならボードとかでもいいのでもう本当に語ってほしいです…!貴方様の日々樹渉解釈に悶えるばかりですので! (2017年12月17日 22時) (レス) id: 1f05f5b54d (このIDを非表示/違反報告)
真響(プロフ) - 詅さん» 恐れ入ります、そんな感じです…。もう本当に、ここで語りたいけども到底250字じゃ足りないので、明日の更新で語らせてもらいます…! (2017年12月17日 21時) (レス) id: 5066b17b34 (このIDを非表示/違反報告)
詅(プロフ) - 読んでいて切なくなりました…。私個人の解釈ではありますが、誰にも気付かれないこと前提で行動していたけれど、それでもやっぱり気付いてほしいと願うのは、日々宇くんの本心なのでしょうかね…?この物語の本筋と解釈が違うのなら申し訳ないです! (2017年12月17日 20時) (レス) id: 1f05f5b54d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:真響 x他1人 | 作成日時:2017年11月30日 18時