検索窓
今日:22 hit、昨日:2 hit、合計:130,380 hit

理由39 ページ39

『っ……はぁ、はぁ…………。夏目くん』



「記憶の旅は楽しかっタ?」



『あんまり、楽しくはなかったかな。』



「ねェ、自分の首、見てごらんヨ」



夏目くんに言われるとおり鏡の前で首筋をを見る



『____え。無い?』



薔薇の形をしたアザ?がきれいさっぱり消えていた。



「呪いが溶けたんダ。お姫様。」



「のろ……い?」



その時、ドアが思いっきり開いて。



「っ、夏目!もう一度彼女に魔法をかけてくれっ………て、A!」



『零さん…………。あの、思い出しました。全部。ほんとに、ごめんなさい。』



「にいさん、彼女は全部思い出したんダ。ホラ、にいさんもちゃんと……」



「黙れッ!!」



零さんの叫び声が響く。



「もう、むりなんじゃ。我輩が赦されることなどないんじゃよ……。逆先くんも分かっておるじゃろ?」



零さんの言っている赦されるとは何のことだろう。



「我輩はAに酷いことをした。一度は殺しかけてしまった。もう、我輩に光を与えんでおくれ。光を見るのが辛いんじゃ……。」



『私だって零さんに酷いことしました。五奇人を……
だけど!それでも、私はッ零さんが好きなんです!


零さんが私を避けてた理由は私が憎いからですよね?


零さん。私ずっと言いたかったことがあるんです。

貴方に嫌われても、私はずっとずっと好きでした。』



あぁ、私はこの言葉をずっと言いたかったの。



そう、感じるんだ。

理由40→←理由38



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (82 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
187人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

四月一日えま(プロフ) - 小春日和さん» いえいえです!本当に大好きな作品なので……。これからも小春日和さんのご活躍を祈ってます。 (2018年2月22日 15時) (レス) id: 9831431e38 (このIDを非表示/違反報告)
小春日和(プロフ) - コメントありがとうございます。無事、完結することが出来ました!番外編ですか、のちのち作りましょう!よし、作るぞー!素敵なアイディアありがとうございます! (2018年2月22日 7時) (レス) id: ced7647d0d (このIDを非表示/違反報告)
四月一日えま(プロフ) - 完結(?)おめでとうございます!毎回、楽しく読ましてもらってます。素敵な作品をありがとうございます。番外編とか期待しちゃいます……! (2018年2月22日 7時) (レス) id: 9831431e38 (このIDを非表示/違反報告)
小春日和(プロフ) - seraさん» ありがとうございます!尊敬してる人にコメントもらえて嬉しいです!さっきseraさんの小説のレス見ました!本当に、お互い頑張りましょう! (2018年1月22日 21時) (レス) id: ced7647d0d (このIDを非表示/違反報告)
sera(プロフ) - スムーズに話が進んで、とても読みやすいです!更新頑張ってください!! (2018年1月22日 21時) (レス) id: 28f01b04a4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:小春日和 x他1人 | 作成日時:2018年1月4日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。