理由39 ページ39
『っ……はぁ、はぁ…………。夏目くん』
「記憶の旅は楽しかっタ?」
『あんまり、楽しくはなかったかな。』
「ねェ、自分の首、見てごらんヨ」
夏目くんに言われるとおり鏡の前で首筋をを見る
『____え。無い?』
薔薇の形をしたアザ?がきれいさっぱり消えていた。
「呪いが溶けたんダ。お姫様。」
「のろ……い?」
その時、ドアが思いっきり開いて。
「っ、夏目!もう一度彼女に魔法をかけてくれっ………て、A!」
『零さん…………。あの、思い出しました。全部。ほんとに、ごめんなさい。』
「にいさん、彼女は全部思い出したんダ。ホラ、にいさんもちゃんと……」
「黙れッ!!」
零さんの叫び声が響く。
「もう、むりなんじゃ。我輩が赦されることなどないんじゃよ……。逆先くんも分かっておるじゃろ?」
零さんの言っている赦されるとは何のことだろう。
「我輩はAに酷いことをした。一度は殺しかけてしまった。もう、我輩に光を与えんでおくれ。光を見るのが辛いんじゃ……。」
『私だって零さんに酷いことしました。五奇人を……
だけど!それでも、私はッ零さんが好きなんです!
零さんが私を避けてた理由は私が憎いからですよね?
零さん。私ずっと言いたかったことがあるんです。
貴方に嫌われても、私はずっとずっと好きでした。』
あぁ、私はこの言葉をずっと言いたかったの。
そう、感じるんだ。
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四月一日えま(プロフ) - 小春日和さん» いえいえです!本当に大好きな作品なので……。これからも小春日和さんのご活躍を祈ってます。 (2018年2月22日 15時) (レス) id: 9831431e38 (このIDを非表示/違反報告)
小春日和(プロフ) - コメントありがとうございます。無事、完結することが出来ました!番外編ですか、のちのち作りましょう!よし、作るぞー!素敵なアイディアありがとうございます! (2018年2月22日 7時) (レス) id: ced7647d0d (このIDを非表示/違反報告)
四月一日えま(プロフ) - 完結(?)おめでとうございます!毎回、楽しく読ましてもらってます。素敵な作品をありがとうございます。番外編とか期待しちゃいます……! (2018年2月22日 7時) (レス) id: 9831431e38 (このIDを非表示/違反報告)
小春日和(プロフ) - seraさん» ありがとうございます!尊敬してる人にコメントもらえて嬉しいです!さっきseraさんの小説のレス見ました!本当に、お互い頑張りましょう! (2018年1月22日 21時) (レス) id: ced7647d0d (このIDを非表示/違反報告)
sera(プロフ) - スムーズに話が進んで、とても読みやすいです!更新頑張ってください!! (2018年1月22日 21時) (レス) id: 28f01b04a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小春日和 x他1人 | 作成日時:2018年1月4日 19時