朔間零が血を嫌う理由【朔間零】

理由31 ページ31

頭がくらくらする



『ふぁ……朝？』



私、去年の思い出を見てた。
思い出してる……！

零さん、今と一年前では全然違ったなぁ



『今日もいい一日になりそ〜！』



身支度を整え、朝食をとり、家を出る



『いってきます。』



思い出せたことはたくさんあった



『夏目くん！おはよ〜』



「おはよウ、Aちゃん。」



『今日はいい事があったんだ〜』



「へエ、それは良かっタ」



登校中、夏目くんと夢の話しをしていた。



『でね、その時、零さんが！』



「子猫ちゃん、零にいさんのこと名前で呼ぶようになったんだネ。」



『前もそう呼んでたから！』



でも、思い出したのは零さんを好きになるまで。



朔間先輩って呼んでたな。



でも、昨日私は零さんって……



ううむ……謎だ。



『あ、学校着いちゃったね……』



「今日は部活動で零にいさんに会うんだよネ」



『あ、そうだったね！』



零さんって呼んだらビックリするかな。



『じゃあね！夏目くん！』



時間もあるし、部室寄ってこっと。



零さんはきっと棺桶で寝てるだろうし



『失礼しまーす』



あれ？カーテン開いてる



「ぅ…………う〜ん」



『れ、零さん！？』



床に倒れてる零さん
何でこの人棺桶で寝てないの！？

ばっかじゃないの！？



『ちょ、零さんしっかりしてください！』







「………A？」

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