朔間零が血を嫌う理由【朔間零】

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「Aちゃーん！」



夕飯がおわり、英智くんたちに会う



『英智くん、あんずのプロデュースはどうだった？』



「ふふ、何か物足りなかったかな？


Tricksterのみんなをいじめたんだって？」



『いじめてないよ！
ちょ〜っと厳しくしただけ！』



「君のちょっとはあてにならないからね」



ちょうどそこにtricksterの面々が集まってきた



「すごかったね！ご飯がめちゃくちゃ美味しかった！
目の前でステーキ焼かれるとか初めてー！」



「明星くん、はしゃぎすぎだよ！他の利用者に迷惑だよ〜」



「大丈夫だよ。今日は貸し切ってるから」



そう、ここは天祥院グループが運営している施設。



シェフとか、支配人とかいるけど。



私も最初はびっくりしたなぁ



温泉まで付いてるんだもん。



『あ！温泉行きたい！


あんず、温泉いこ！』



「え、温泉？いいけど………。」









.







『ふはぁ、温泉いいね〜』



「すごいね！こんなに豪華なんて…！」



Aちゃんとふたりで温泉に浸かってる。



さっき脱衣所でAちゃんがすごーく細くてびっくりした。



あれ？首元に黒い薔薇の刺青？
にしては小さすぎる


薔薇の模様が付いてた。



「ねえ、Aちゃん
その首の薔薇、どうしたの？」



『あぁ、これね！綺麗でしょ

ただの痣なんだけど』



……痣？



「それ、いつできたの？」



『去年だよ〜。気づいたら出来てた。』



そう、なんだ。





『あんず！部屋帰ったら枕投げしたいな！』



「えー、恋バナしたい！」

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