朔間零が血を嫌う理由【朔間零】

理由18 ページ18

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「なぁ、アイツなんであんな隅にいるんだ？」



「え〜、俺に聞かれてもわかんないですよ！」



「でも、Aさん俺たちが来た時からずっとあそこで体育座りしてますねー」



「ちょっと話しかけてみよ〜っと！」








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＿＿＿トクン、トクン



心臓が今までにないほどドキドキしてる



違う、私は軽音部室にいるだけ。



部活しにきたの。うん、部活。



先輩は棺桶の中だし、きっと今日は起きてこない。


きっとそうだ。



「Aさん！どーしたのー？」



『うぎゃぁぁあぁ!?!?

双子か、びっくりした……』



「ほら、笑って笑って！」



『いやっ！こっち見んな！』



「………なんじゃい、随分と騒がしいのう。」



最 悪 。



顔を隠すために棺桶の方向いたら先輩がいた。



『〜〜〜〜っ！』



「葵くん、いじめたのかや？」



凛月くんとおんなじ瞳、かっこいいなぁ



「嬢ちゃん？ぼーっとしてるけど大丈夫かえ？」



『ふぇ！？あ、大丈夫です！』



こっち見ないでください。



「そういえばfineとTricksterで合同合宿するそうじゃな」



『ああ、そんなのありましたね。

大丈夫です。いじめたりしませんから。』



「楽しんでくるんじゃよ」



珍しいな。先輩がそんなこと言うなんて。

優しい先輩はとてもレアなきがする



『精一杯頑張ってきます！』

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