Stand by me 【Arashi・Masaki・Aiba】

２８．楽しい夕飯 ページ28

「あの…実は私食事がまだで」

「あ、俺も俺も！
よく考えたらお腹ぺこぺこだった」

「じゃ、ご飯でもいかがですか？」



やったー！
思わずガッツポーズしかけちゃって、
ひとりでこっそり苦笑いした。



「わーすげーうまそう！
えっこれ超迷うなー」

「ここ私もたまに来るんですけど、
どれもおいしいんですよ」

「マジで？
えっじゃあさ、オススメは？」

「うーんそうですねぇ…」



個室の座敷に向かい合わせに座って、
そんな会話をしながら料理を選んだ。


(あー夢みたい…)


考えたらこんなに明るい部屋で会うのも初めてで、
そんなこと考えたら余計にドキドキする。


(つうか…)


考えたら俺らってすごい偶然が多い気がする。
さっき会えたのも神様からのＧＯサインってやつなのかも。


(えー？ マジで今日告っちゃう？)


そんなこと考えながら、
運ばれてきた料理は彼女の言う通りすげぇうまくて、
篠原さんと仕事の裏話とかして盛り上がった。



「あ、そういえば昨日だっけ？
うちのリー…あ、大野ってお店に来たりした？」

「えっ？ …あ、はい。
昨日は個室にご案内できなくて、
初めてカウンター席にいらっしゃいましたよ」

「えっそうだったの？！」



リーダーついに篠原さんに会ったんだ？
そんなこと一言も言ってなかったけど。


(戦いに支障出ちゃってショックだったのかなぁ…)


食後のお茶を飲みながらのんびりそんなこと考えてたら、
篠原さんのバッグの中でブーンと音がした。



「すみません。ちょっと電話が…」

「あ、どうぞどうぞ。
俺ここで待ってるんで」



もしもしーって話しながら篠原さんが部屋を出ていく。
ちょっと待ったけど戻ってこないから、
先に会計しとくことにした。

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あずきいろ

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