フィールドの王子様 (ページ8)

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帝国戦前半ページ8

ピピーッ!!

雷門中のキックオフで試合が始まった。

雷門中が攻めている時帝国は一歩も動いていなかっ
た。

雷門はこれを見て自分たちが上手くなっていると勘違いしてた。

貴『………気味わりぃな……』

貴「お前はどう思う？」

豪「…おそらく俺が狙いだろう」

豪「お前は行かないのか？」

貴「まだその時じゃないからな」

豪「？どういう意味だ？」

そうこう話しているうちに帝国が動き出した。

ボールを選手に当てながら攻める帝国イレブン周り
の観客も雷門イレブンを心配そうに見ていた。

貴『こんなことやって何になるんだろ』

それを見て自分の頭が痛くなったが直ぐに治った。

前半終了

帝国10－0

貴「まぁそうだな」

スタスタスタ

豪「？どこに行くんだ？」

貴「アイツらのこと少し興味が湧いたんだ」

この時に豪炎寺が見た彼の表情はどこか好戦的でゾ
グゾクした。

貴「お前が来ることを俺は待っているからな。」

貴『やるからには勝つか……』黒笑

この時の彼の笑顔は黒かったと言うのは本人しか知らない。

そしてここから彼が今後サッカーが自分の人生に大きく関わっていることなんて知りもしないだろう。