15.無知は罪 ページ15
[A]
次の日
すっかり体の傷も治ったジュダルと
紅炎さんの所へ来た。
ジュダル「つーことだから紅炎、
Aは今日から俺の補佐にするから宜しくな。」
紅炎「あぁ、分かった。
そうだ、補佐さんに一言言っておいておくか。」
A「はい、何でしょう?」
紅炎さんはニヤリとし、
私の目の前まで来て、そっと耳元で
紅炎「ジュダルは女が出来たことないから
襲われないように。」
A「え、襲われる!?」
ジュダル「なっ!紅炎何言ってんだよ!
んな事するか!」
遮るようにジュダルは
私と紅炎さんの間に入った。
A「ジュダルって人のこと襲うの?
なら今度腕ならしに戦おうよ〜!」
意外と戦闘に興味津々だった事に驚き
チラッと覗いて聞いてみれば、
紅炎さんと目を合わせて笑いだした。
ジュダル「ぷっwはははっ!
Aが天然で助かったぜw」
紅炎「おこちゃまにはまだ早い単語だったみたいだな。俺が意味教えてやってもいいんだぜ?」
ジュダル「なっ辞めろ紅炎!
Aは純粋なままでいさせてやれ。」
純粋……?
私にもまだまだ分からない事が
あったなんて…不覚。
それからは口論になり、
ポツンと後ろで2人の会話をみては
クスリと笑っていた。
紅炎さんの部屋を出た後、
ジュダルと街中を歩いてたら、
アリババくんとアラジンくんにあった。
A「あれ!?2人ともどうしてここに!?」
アラジン「やぁ!Aお姉さん!
僕達はザガンから帰ってきて、
シンドバッドおじさんに異国の文化を知る
いい機会だから煌帝国に来たのさ。」
A「そうだったのね。
シンは元気そう?」
アラジン「うん!変わらず元気だよ。」
A「そっか。良かった…。」
私が抜けたことでシンドリアの貿易状況が
大丈夫か不安だったけど、
シンのことだしきっとうまくやってるよね。
A「これから2人は何処に行くの?」
アリババ「おっほん。男のロマンです。」
A、ジュダル「え?/は?」
私もジュダルもポカーンとしてると、
アラジンくんはあっ!と思いついたように微笑み
アラジン「そうだ!
Aお姉さんやジュダルくんも行こうよ!」
ジュダル「行くってどこに?
そんなことより俺と戦えチビのマギ!」
アリババ「まぁまぁ。
ジュダルにも男のロマンが分かるさ」
ジュダル「は?」
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作者名:花月 | 作成日時:2020年10月16日 2時