10枠＊大事態の幕開け ページ12
朝、目が覚めるとジャーファルが物凄い勢いで部屋の扉を開けてきた。
「A！シンを知りませんか！？」
すごい形相だ。一体何があったんだろうか。
「ジャーさん落ち着いて…シンさんがどうかしたの？」
深呼吸をした後、ジャーファルはこう続けた。
「えぇ、朝目覚めたらいなくなっていて…！もう、何しているんだあの人って人は…！！」
「……はあ？い、いなくなった？」
……それはまずい。大変だ。大事態だ。
シンドバッドの場合、酒を飲みに行ったのか、女性が沢山いるお店で酒を飲んだのかの2択である。
毎度毎度のことなので、王としての自覚があるのか疑うレベルだと思う。
もしかして、また問題を起こしたのでは。
冷や汗が頬を伝う。
目覚めはもう最悪だ。
「あの、ジャーさん……探しに行く？」
私もジャーファルも落ち着きを取り戻した頃、ジャーファルに問いかけた。
私は正直、ろくでもない理由でいなくなった人を探すのは面倒なので探したくないのだけれど……
「私も急いで探しに行く必要はないと思います。何かあってもシンはどうせ無事だろうしね」
ジャーファルの言葉にえ、と困惑気味の私に、
“顔を見れば何を考えているか分かりますよ”と言われ、顔に出ていたことにやっと気づいた。
まぁ、ジャーファルがそう言うのなら無事なのだろう。
何事もないといいけれど。
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夢の番人 - とても面白い話しです！見てて好きだなーって思いました！！これからも頑張ってください！応援してます！ (2017年2月23日 21時) (
レス) id: 94468bca56 (このIDを非表示/違反報告)
れんげ(プロフ) - あまおうさん» 初めまして！ありがとうございます！そういっていただけると、とても励みになります…！これからも頑張ります！ (2017年1月19日 21時) (レス) id: 79895c30ee (このIDを非表示/違反報告)
あまおう - あと、初作品なのに地雷踏んでなかったり、わかりやすくてさすがだと思います！笑 このまま是非更新してください！！ (2017年1月18日 19時) (レス) id: 85dee18d4e (このIDを非表示/違反報告)
あまおう - いいですね！ 設定がとても好きです！ 応援しているので、これからも頑張ってください！！ (2017年1月18日 19時) (レス) id: 85dee18d4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れんげ | 作成日時：2017年1月12日 0時
