戦いの夜明け ページ8
粛清の夜が明け、俺らは屯所に戻ってきた。
この後も粛清の事後処理やら逝った仲間の弔いやらで大忙しだが、まぁ細けェこたァ社畜代表土方がどうにかしてくれっから俺は遠慮なくサボ…いや体を休めるとしよう。
ひと風呂浴びて体にこびり付いた血を落とし、簡単に傷の手当てをしてから部屋の布団に寝転がる。
…あれ、俺布団敷いてたっけ。
「解。ご主人様の入浴中に準備しました」
「あー…そーいうことかィ」
こいつ、戦闘用のくせに家政婦まがいのこともやるらしい。
こりゃ下手な雌豚よかよっぽど使えるかもしれねェ。
「んじゃ、俺ァ寝るから。そこら辺で適当にしとけ」
「了。おやすみなさいませ、ご主人様」
いつものアイマスクを付けながらチラリとあいつの方に目をやると、奴は瞬き一つせず部屋の隅っこで正座してた。
適当にしとけとは言ったが、この後俺が起きるまでずっとあの姿勢であのまま黙って座ってるんだとしたらなかなかホラーじみてる。
流石にこのまま寝んのは精神衛生上よろしくねーんで、寝るのを諦めて俺はアイマスクを上げた。
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影咲 遥(プロフ) - mihotanakahijikさん» 応援コメントありがとうございます!何気に今作初コメントでテンションが上がっ…ゲフンゲフン。仕事が忙しい関係で更新が滞ることもありますが、少なくとも2日に1回は更新できるようにしたいと思っております。出来る限り頑張りますので長い目で見守ってやって下さい! (2019年9月27日 22時) (レス) id: d73cf733f9 (このIDを非表示/違反報告)
mihotanakahijik(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです…これからも頑張ってください! (2019年9月26日 7時) (レス) id: 3371577f77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:影咲 遥 | 作成日時:2019年9月1日 20時