【銀魂】絡繰少女はドS青年の夢を見るか？【沖田総悟】

取扱説明書 ページ7

対人用絡繰戦闘機"月読"取扱説明書

個体識別番号 七〇八


使用規約
壱、当機は絡繰技師「中田 重久」によって製造された
対人戦用絡繰戦闘機である。

弐、当機は戦闘行動により学習し、
自らを改造する機能を有する。

参、当機は自己修復機能を有する。

肆、当機は月光、日光を燃料とし稼働する。

伍、当機の改造、修復には土や石、金属などを要する。

陸、使用契約を締結せし者は当機に命令を下す権利を有する。

漆、当機は使用契約締結により主と認めた者以外の命令には
　 一切従わないものとする。

捌、契約は当機の全壊、主の死亡、主からの契約解除指示の
　 いずれかを満たすまで継続されるものとする。

玖、以上の内容をもって、契約を締結するものとする。


「…使用規約とか書いてっけど完全にただの取説じゃねーかこれ。特別何か守るってわけでもねーし」

「以上の内容を承諾、署名及び血判により契約を締結します。当機と契約を行いますか?」

「…ま、別に拒否る理由はねーしな。ほれ、これで構わねーかィ」


奴が手から取り出した筆で取説の最後に名前を書いて、掠り傷から流れた血ィ使って血判を押す。
奴はそれを受け取ると再び腕ん中に収めた。


「対人用絡繰戦闘機"月読"、個体識別番号七〇八。契約締結により、当機は沖田 総悟を新たなる主と認識します。以後、当機は主、沖田 総悟の命に従い任を全うします」

「おー。んじゃ俺のこたァ親しみを込めて"ご主人様"と呼びなァ」

「了。ご主人様」

「…マジで呼びやがったこいつ」


そんなわけで、俺とこのからくり女との生活が幕を開けた。

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