【おそ松さん】7人目は可愛い妹

夜ご飯 ページ10

今日はお母さんがいない日だから私がご飯を作っている


ご飯を作るのは全然いいんだけど、呼びに行くのがちょっと気まずい


私がこんなんだから余計に話してもらえないのかな
お兄ちゃん相手に緊張とかってあんまりしないよね


「よし！出来た!!うん、味も良し!!!」


出来上がっちゃったから、呼びに行かなきゃ


トド兄とか十四兄が通りかかってくれれば、その時に頼めるんだけどな………
私ってあんまり運ないからそんな事ないんだけどね…………

だめだ。お兄ちゃん達から避けることしか考えてない
関わりたいのに、こんな気持ちもあるって
私は我儘で欲張りだね
　

ご飯をトレーに乗せれるだけ乗せて茶の間に持っていく


入りながら声をだすんだけど
この瞬間がいつもいつも緊張する

トド兄と十四兄が居るときは反応があるんだけど、その2人がいない時はもう地獄

ふぅ、と息を吐いて気持ちを落ち着かせる


「………ご飯、できたよー!!」


明るめに声をかける


「わーい!!!ちょうどお腹空いてたー！！！」

「えへへ、ありがとう十四兄！」


いつも真っ先に来てくれるの嬉しい


「Aの料理美味しいから早く食べたい！」


女子顔負けの可愛さを持つトド兄
ほんとに気配りとか上手
大好き


「おー！今日はロールキャベツか!!美味しそうだな!!!」


!!!!!


「……ありがとう、おそ兄!!!!!」


おそ兄に話し掛けてもらえたのがとてもとても嬉しくて泣きそうになっちゃった

優しく微笑んでくれるおそ兄

心が暖かくて、なんともいえない感情になる


「え、おそ松兄さんとA、いつの間に仲良くなったの」


そう呟いたトド兄の声は優しいものだった

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