【おそ松さん】7人目は可愛い妹

一六喧嘩 ページ11

「…………顔、大丈夫？」


ご飯を食べてる途中にトド兄はそんな事を聞いてきた


忘れてた……
自分が怪我してるの忘れてた………


「Aは女の子なんだから顔に跡が残ったりしたら嫌だよね……」


自分の事のようにしょんぼりするトド兄
小動物みたいで可愛い

　
「A傷つけた人許さない!!!」


プンプンと効果音が付きそうな感じに怒る十四兄。十四兄が怒ったらヤバイのを知っているのであえて濁す


「大丈夫だよ！ってか、転んだだけだから！」

「じゃあコンクリートに怒る！！！」


何それ可愛い


「コンクリートにも怒らなくていーの！ほら冷めないうちにご飯食べて？」

「Aの作るご飯おいしー！」


十四兄は良くも悪くも素直だ
だからこそ可愛くて、たまに残酷だ

前に十四兄と喧嘩した時は大変だったなぁ


「A、ご飯食べたらお風呂入っといで！湿布は僕が貼り直してあげるから！」

「あ、でも、片付けしなきゃ…」

「そんなのおそ松兄さんにやらせればいいんだよ!!」


え


「は？なんでだよ？トド松がやれよ！Aの湿布の張替えは俺がするから！」

「おそ松兄さんは駄目だよ！ほら見て！Aの可愛い顔についてる痣が全然隠れてないじゃん」

「そんなの久しぶりだったからしょーがないだろー!!」

「おそ松兄さんは不器用すぎるんだよ！」


え、喧嘩

喧嘩してるよこの二人

どうしたらいいのぉおおお


「Aはどっちに手当してもらいたい？」


トド兄、私を巻き込むのね！
んー…………


「お、おそ兄にはさっきやってもらったから次はトド兄にやってもらいたいなぁー、あはは」
　

ムンクの叫びのようになるおそ兄と周りに花が咲くトド兄
私の選択は間違ってないよね？


「じゃあ、明日の朝は俺ね？」


駄々っ子の用に擦り寄ってくるおそ兄は可愛かった

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