不思議な恋のアリス (ページ2)

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アリスのお茶会♪ ページ2

「アリス？どこ行くの？」

「どこでもいいじゃんか。」

チェシャ猫はいつも僕についてくる。正直鬱陶しいな。

「アリス、向こうであいつらまたお茶会してるね～。」

「ふーん。あんまり会いたくないな。」

お茶会のメンバーはたった二人。

僕はあんまり会いたくない。なんとゆうか、まともに会話出来ないし。

「チェシャ猫、あんまり大声で僕の名前、言わないでね？」

「分かったよ♪アリス♪」

「さっそく名前言わないd「アリス⁈」

…やばい。ばれた。

「アリスじゃないか！やぁ！わたしと結婚しよう！」

…マッドハッター、本名はサキ。バリバリ日本人って感じ。でかいシルクハット。高そうな服をいつも着てる。

そして会うといつもプロポーズしてくる。キモいし、うざい。

「リアが困ってる…。」

眠そうに目を擦りながら、ボソリと眠りネズミ…本名、ネオンが、呟いた。

長い茶色のふわふわした髪は少しはねていて、服は結構ラフな感じだ。そして…服の上からでもわかる大きい胸…。

悪かったな…どうせ僕はないですよ！

彼女にはネズミらしい耳はなく、尻尾がいつもユラユラしている。

「…ネオン、君、わたしのクッキーを一枚盗み食いしたろう？」

ネオンは黙ったままコーヒーを入れ始めた。

僕はチェシャ猫にチラリ、と目を向けた。

「？アリス？…もしかして…怒ってる？僕のせいじゃないからね♪」

どう考えてもチェシャ猫のせいでお茶会に出席しなくちゃいけなくなったんだけど…。

僕は仕方なく席についた。