25枚目 ページ35
気がつくと私は実験室にいた。
身体に異変はない。良かったぁぁぁ
タ「気がついたか」
貴「私は実験台じゃ無いんですか?」
タ「まぁお前は特別だな。しばらくはここから出れないけどな。」
貴「とりあえず、死なないんですね。」
しばらくすると、人が入ってきた…タタラさんと話している。この人が嘉納さんらしい。
タ「お前にも娘がいたとはな」
嘉「可愛い娘を実験台には出来ないからね」
あれ?私は勝手にこの人の娘になってる。
話合わせとかないと…殺される…
嘉「娘と2人で話をしたいから」
タ「そうか、分かった。」
タタラさんが出ていき、気まずい雰囲気になると思いきや嘉納さんが喋りだした。
嘉「君を見てるとね、なんだか言葉に出来ない気持ちになるんだよ。だから、生かしておきたい…その為には嘘をつくしかなかった」
貴「こっちとしても好都合です。ありがとうございます。」
嘉「敬語じゃなくて、父親だと思って接してくれないかな?そうしないと自然じゃないだろ?」
貴「いきなりですなぁ…じゃあこれからよろしくね。父さん」
嘉「それでよし」
私はしばらくの間、アオギリの基地に預けられるらしい。嘉納さんの娘ということで…
しばらくの間と言われたが、何日くらいアオギリ生活が続くのだろうか。
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作者名:ヨミ | 作成日時:2016年8月7日 4時