外の世界 ページ31
こはく「本に何から何まですまへんな……わしにできることがないのは心苦しいわ……」
手当と衣服のお直しが終わるとこはくくんがそう呟いた
英智「姉さんはこういう人だからね。気にする事はないと思うよ」
『あはは……さすが英智、私の台詞取られちゃったね……そう。気にすることなんてないから大丈夫ですよ』
半ば英智に私の心を読まれ、また台詞を奪われてしまったことに驚きつつも目の前の申し訳なさそうなこはくくんに言葉をかける
多分彼は恩があるなら返さないと気が済まないタイプなのかもしれない
『あ、それじゃあ！こ……えっと、君はこれから時間あるかな？』
こはく「まぁ……多分大丈夫やね？」
『なら私達とこの街で遊ぼう？ちょうどこれからクレープ食べに行くところなの！』
こはく「でもそれやと恩返しにならへんのやと違うん……？」
英智「時間は貴重だからね。ちゃんと恩返しだよ」
こはく「そうなん……？」
こうして、私達はクレープ屋さんや雑貨屋さんを周り
1日楽しく市街を満喫した
『楽しかったぁ』
いつの間にか日は沈みかけ、夕方となっていた
こはく「えろう世話になってしもうて……本にありがとう」
『いえいえこちらこそこんな時間までごめんね？もう夕方じゃないですか…』
英智も時計をみたのか
英智「そろそろ迎えが来る時間だね。君は1人で帰れるかい？」
と苦笑した
こはく「心配いらへんよ。今日は外の世界を見れてよかったわ。ほな、またいつか」
『またね！』
またいつか、があるのかどうか。
またESで会えるのかはしらないけれど弟のようなこはくくんと遊ぶその[またいつか]が待ち遠しかった
あれ、そういえばこはくくんってたしか家に囲われてたとかなんとか…
はっと思い出して振り返るもそこにこはくくんはいなかった
『悪いことしちゃったかな…』
英智「どうしたんだい？」
『ううんなんでもないよ』
こんな長い時間連れ出してしまったことに少し申し訳無さを感じつつその日は楽しい思い出として心に残ったのであった
--------ｷﾘﾄﾘ線--------
エセ関西弁？でのお目汚しすみませんでした
こはくくん難しいよぉ……
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なんてこったパンナコッタ(プロフ) - とっても面白くて大好きです！！更新よろしくお願いします！！ (7月17日 21時) (
レス) @page42 id: 505aaafbd1 (このIDを非表示/違反報告)
涼花(プロフ) - あの、本当に大好きです。救済して下さるなんて本当に最高すぎます…!!救済にエンカウント(？)が個人的に大好きなので、この作品に出会えて嬉しいです。続き楽しみに待っています。 (2021年4月1日 0時) (レス) id: 9dcc6e947e (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - 楽しく読ませてもらいました。新章楽しみに待っています！ (2020年6月22日 19時) (レス) id: 06551de58a (このIDを非表示/違反報告)
なな - とても面白いお話ですね！ 更新待ってますd(≧ω≦*) (2020年5月11日 22時) (レス) id: 123c4fa31c (このIDを非表示/違反報告)
アニメ大好き！九喇嘛朱雀♪ - 面白いです！茨くん好きなので嬉しかったです！ありがとうございます！更新頑張ってください！応援しております！ (2020年4月19日 17時) (レス) id: cca3220680 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すぴねる | 作成日時：2020年3月25日 21時
