あ”ー、はいはい、どうせ僕がどうしたってカモですよ！もう！【文豪ストレイドッグス】

書類が二十八枚 ページ30

奏鈴side



奏鈴「...生きるって...何...だっけ」


病んできたかも、と思う。


太宰「生きる？
...うーん...？
えっと...わかんない！！！！」


奏鈴「五月蝿いんだよ！！」



耳元で叫ばれると鼓膜が破れてしまう。と、


治から距離を取る。


太宰「ごめん」


奏鈴「...」


太宰「え、なにその目」


奏鈴「......、
そういえばね、今日〜」


太宰「え、話が359°変わった！！！！」


あと1°あれば話が戻る。と僕は思ってしまう。


奏鈴「今日ね、
無銭飲食者見た」


太宰「は？？？」


奏鈴「その店の人がー、
“いちゃもんつけるな”的なこと言ってたなぁ...、しかもね？無銭飲食者さん、
防犯って言う...なんか...アレよ、
腕につける...アレ...、なんだっけ？」


よく覚えていない、


なぜなら、数時間前のことなのだから。


太宰「えっと...、
わかんない！！！！」


奏鈴「まぁいいや、
それでね何分も続いてて、
“警察呼べや！”ってなったの」


誰でも、そうなると僕は思う。


太宰「なるね」


奏鈴「まぁその場を去りましたが」


太宰「去ったんかい」


奏鈴「突っ込み良いね」


太宰「えへ」


えへ、とは何だろう。


えへ、とは。


どこにも照れる要素などないのだ。


奏鈴「...」


太宰「ん？」


奏鈴「寝る」


太宰「ん！？」


おやすみなさい。と、つぶやき、



目を閉じ、



意識を落とす。



後で国木田さんに怒られるが、



そんなことは気にしない。



寝るのだ。


おやすみなさい。

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