偽×偽＝恋？ 【赤司征十郎】

ニセモノ14 ページ15

何があった。
目の前の光景にはこの言葉が一番合うと思う。







二人の邪魔にならない様にと部屋へ戻ってきた。
戻ってきたはいいが、部屋の中では激しい口論が繰り広げられていた
あーでもないこーでもないと言い合っている千夏と理穂。
そしてその光景を楽しそうに見ている赤司くん。
……なんだこの図。







襖の前で呆れながら立っていると、赤司くんがこちらに気づいたらしい。







「お帰り、A」


『あぁ、ただい……待って、なんて言った？』


「お帰り？」


『違う。その後』


「……、あぁ。A？」







小首を傾げて悪戯っ子の様な笑顔を浮かべる赤司くん。
そんな彼にもきゅんときてしまう。
だが赤司くん、君もどうした。







『なんで急に…』


「ん？いや、この2人が付き合っているのに苗字呼びはおかしい、距離があると言ってきたんでね」


『だから名前で？』


「まぁ、そう言うことだね」







当の2人は未だ絶賛口論中。
あ、彼氏さんが止めに入った。
まぁ、この2人のことだからものすっごい下らない事でこうなったんだろうけど。
私の彼の方がかっこいい！！……みたいな。









結局2人の喧嘩は、料理を持ってきた店員さんによって終了した。
……ぐっじょぶ、店員さん。







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あ、短かった。すみません(･_･;
前々回程から書き方変えました。

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