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次の日の昼休み。


隣のクラスを覗いてみると、ちょうどチョロ松君がいて、クラスの子に呼び出してもらった。

「隣のクラスの鳴瀬さんだよね?
…なに?今から生徒会行こうとしたんだけど」

私の方に来てくれたチョロ松君はため息混じりでそう言う。というか、私の名前知ってもらえてる!

「えっと、ご、ごめんね…」

「良いけど、用件は?
部活予算のこと、とか?」

「ううん、そんなんじゃなくて…
昨日、私、休んで飼育委員行けなくって、代わりにウサギにご飯あげてくれたって聞いたから…その…ありがとっ」


そう私が言った瞬間、チョロ松君はふいっと外を向き、「あー君だったんだ、ちゃんと代理頼みなよ…たまたま暇だったからやっただけだから」と早口で言った。




「チョロ松、女の子にその対応はないだろー?特に人気者のAだよ?お前、滅多に女の子と喋れないんだからきちんとしろよー」

ふとそんな声が後ろから聞こえて振り返ると、そこには同じクラスのおそ松君。チョロ松君のお兄ちゃん。


「別におそ松兄さんには関係ないよ
じゃあ僕、生徒会あるから」

そう言い放つとチョロ松君は走って言ってしまう。

「チョロちゃんったら素直じゃないんだから

キレてるかと思ったかもしれないけどアイツいつもあんなんだから気にすんなよ、なんか中学入ってから無愛想なだけだから昔はあんなじゃなかったんだけど」

「そう、、なんだ」

おそ松君がそう言ったものの、なんか急いでたみたいだし悪いことしちゃったな、忙しそうで私と大違いだなぁ、なんて。
それが、チョロ松君の最初の印象だった。

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作者名:ソイみるく。 | 作成日時:2017年9月19日 21時

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