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「ごめんね,いきなり泣いて…服濡らしちゃって」
おそ松くんは何も言わずに泣き止むまで待ってくれた。そのため、私の涙でおそ松くんのパーカーは濡れてしまった。
「いや、そんなの大丈夫だって。
それより、何があったか知らないけど大丈夫か?
不審者にでも襲われた?」
「ち、違う
そんなのじゃ…ないよ
ただ……」
私が戸惑ってるのを感じたのか、おそ松くんは「いーって」と言った。
「言いたくないんだろ?無理に言わなくてもいーよ
それより、帰るんだったら俺送るよ?
女の子1人なんて危ないしさ」
「…ありがとう」
おそ松くん、優しいなぁ。
中学校の時から私によくしてくれた。
私が困ってる時、声をかけてくれたのは大体おそ松くんだった。
相談にのってもらったり。
チョロ松くんと付き合うことになった時は誰よりも、祝福してくれた。
……おそ松くんなら、きっと聞いてくれる。
「…ねぇ、おそ松くん。
恋人の政府通知相手が自分じゃなかったら、おそ松くんなら別れる?」
気づけば、私はそう口走っていた。
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作者名:ソイみるく。 | 作成日時:2017年9月19日 21時