【おそ松さん】赤い糸交差点。【松野おそ松】【松野チョロ松】 (ページ14)

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「え…？」

「どうしても最初に伝えたかったの…
16歳の誕生日おめでとう」

チョロ松君は目をぱちくりした。

「そっか、誕生日か…
忘れてた、すっかり」

チョロ松君がぎゅっと私を抱きしめ返す。

「嬉しいよ、家族以外に祝ってもらえるの久しぶりだったから
ありがとう」

チョロ松君は私から離れた。

「あ、あのね、チョロま((「あの、松野チョロ松さん、ですよね？」

私が話しかけようとした時、チョロ松君にスーツをきた男の人が話しかけてきた。

「そう、、ですけど」

チョロ松君は怪訝な顔で返事をする。

「申し遅れました、自分は厚生労働省のものでして。松野さんの担当員ですので気軽にあつしとお呼びください。

それで、今日は…」

あつしさん？は封筒をチョロ松君に差し出す。

「政府通知を渡しにまいりました。」

政府通知、という言葉に私はドキリとする。

政府通知…つまりチョロ松君の結婚相手が政府に決められたということ。

チョロ松君は恐る恐る封筒を受け取る。

「あ、開けてみても良いですか」

「勿論」

チョロ松君は私をちらりと見てから、封筒を開け、政府通知書を取り出す。

「……あなたの政府通知相手は、、

橋本にゃーに決まりました……」

チョロ松君は政府通知書を見ながらボソリとそう言った。