検索窓
今日:8 hit、昨日:0 hit、合計:5,020 hit

ページ12

「え、っと、ちょっと…コンビニ、に」

「何を買いに?」

「や、夜食、、だよ」

「ふぅん、夜食なんてカップラーメンとかあるのに買いに行くんだ?」


疑われてる、これは完全に。
なんとか言い逃れなくては。

「おにぎりが食べたい気分だから」

「…あっそ、変なチョロ松。
どーせ行くなら俺にもなんか買ってきてよ」

おそ松兄さんは呆れた顔をしつつ、納得してくれたようだった。

「いいけど、、お金返してよ」

「えー、いーじゃん、母さんと父さんと弟たちには黙ってるからさ
俺が今チョロ松がコンビニ行くって騒いだらアイツらもなんか買ってこいって騒ぐよ?
俺1人分とあいつら分、どっちが安いかわかるでしょ」

「…弟脅すなんてひどいとか思わないわけ?
わかったから黙っておいてよ」


僕がそういうとおそ松兄さんは「わーかったよ、早く行け」と促す。

「はいはい、じゃあ行ってくる」

「おー」

僕は音を立てないように戸口を開け、それから公園へと急いだ。

*→←*



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (13 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
25人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ソイみるく。 | 作成日時:2017年9月19日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。