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第十六話 ページ16

部屋に一言告げてから入ると親父は一人で将棋を指していた

親父は将棋盤から顔を上げると俺を呆れたように見てくる

「随分荒れとるのう、何があったか知らんがもうちっと押さえられんのかバカモン。小妖怪共が消えちまうじゃねえか」

俺はその注意を一切無視し親父の前にどかりと座り込んで単刀直入に切り出す

「親父、リクオが帰ってきた」

「何っ!?」

途端に顔色を変えた親父に俺の予測も交えた説明をした

説明が終わると俺の中で燃え盛る焔も少しは鳴りを潜めていた

「……そんな偶然があるわけがねえことはわかってるつもりだ。たぶん、奴等からの挑発だろうな。それでも俺ァ……このまま黙ってじっとしてるなんてできるわけねえんだよ」

一旦鳴りを潜めた業火が再び燃え始める

憎しみの業火に押されるまま俺はありのままの思いを吐き出した

「奴等にリクオの味わった苦痛を味会わせてやらねえと……一人残らず斬り殺さねえと俺の気が済まねえんだよ。たとえ奴等の罠だったとしても俺は壊しにいくぜ。止めるってんなら親父だろうが……斬り殺す」

身体中に溢れる熱い思いとは対照的に俺の声は氷のように冷たかった

親父は俺をじーっと見上げてきたが唐突に溜め息をつく

「はあ……今のテメェに儂が敵うとは思えんしの……やるからにはしっかりぶっ潰してこい」

その返事を聞いて俺は自然に嗤った

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緑雪 - ああ、私は見ました!!なんかあんま変わんない…? (2014年10月20日 21時) (レス) id: a7b78fc1d7 (このIDを非表示/違反報告)
レイニア(プロフ) - 桜さん» でも原作の改編さを改めて思い知らされそう…… (2014年10月5日 19時) (レス) id: 7ee5a4408b (このIDを非表示/違反報告)
レイニア(プロフ) - 桜さん» マジ!?よし見る!! (2014年10月5日 19時) (レス) id: 7ee5a4408b (このIDを非表示/違反報告)
- アニマックスで6:30〜と20:00〜で千年魔京やってます。見れる方は是非見てください! (2014年10月5日 18時) (レス) id: 60fcf56535 (このIDを非表示/違反報告)
レイニア(プロフ) - 桜さん» そこは敢えて肯定するんだよ(*^▽^*)ニッコリ (2014年10月4日 9時) (レス) id: 7ee5a4408b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:レイニア | 作成日時:2014年4月21日 23時

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