【特別編】Propose promise From T.S ページ15
.
司「お姉さま!」
「あ、司くん!ごめんね、待った?」
司「いいえ、とんでもないです。それよりも早く参りませんか?」
「うんっ!」
司くんと付き合い始めて初デート
で、今日は司くんがある所に連れてってくれるそう…
「何処に行くの?」
司「Aさんは6月で何を連想しますか?」
「6月…?紫陽花…とか?」
司「それだけではありませんよ」
ふと彼が足を止めた
あ、確かここって…結婚式を挙げる人が多いって有名なホテル…
ここにあったんだね…
司「ではAさん、お手をどうぞ」
「ふぇっ…?う、うん…」
手を取られ、私はそのエントランスに足を踏み入れた
『お待ちしておりました、朱桜様』
そうオーナーの人が言ってからの記憶はあんまりない
でも1つだけ確かなこと
「何でウエディングドレスを着ているんだろう…私」
そう、ハッと気付いたらスタッフさんが私に合うドレスを選んでいて、それ着せられて…
それで何か今椅子に座ってて…
なんて色々回想してた私の首に後ろから腕が回された
そして漂う、好きな匂い
「…司くん?」
司「お似合いですよ、お姉さま…♪」
ほら、こんなこと言われちゃうから、いつまでも彼に照れさせられてるんだよ
「あ、ありがと…///」
司「では…お手をどうぞ」
そっとその手を取ると、やっぱり暖かくて…
すごく落ち着いた
どうやらこのホテルには庭園があるらしいが、今日は朱桜家が貸切してるらしい
なんか前にも似たようなことがあったような…
司「…Aさん」
「ん?」
ふと歩みを止めた彼を見上げる
その表情は変わらず落ち着いていて…でも雰囲気が違った
司「私は…アイドルとしても、人としても未熟者です。浮世離れしたままで…でも最近変わりつつあるのは貴女のおかげです。
Aさん、貴女というLoverができて私は知りました。人は無理に変わる必要は無い、ゆっくりでいいということを。
ですが、いつでも貴女の側にいれる訳でもない。
だから今日、この場で
必ず貴女を幸せにすると誓います」
その瞳の真剣さは、私の時を止めた
そして気付いたら彼の腕の中にいて…
「司くん…、私なんかで良いの?」
司「お姉さまが良いんです」
「……っ///…宜しくお願いします」
司「はい…!」
キスは朱桜家の家訓で結婚までダメらしいから、彼の腕が離れることは無かったが
私は暫く彼の中で幸せを噛み締めていた
.
11th approach→←【特別編】Propose promise From Y.A
271人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ホッピー - いつも更新されるのを楽しみに待ってます!! (2015年6月26日 23時) (レス) id: 36d7c8025c (このIDを非表示/違反報告)
らっきょ飴 - めっちゃ面白かったです(*^-^*)更新頑張ってください! (2015年6月12日 21時) (レス) id: 81eefbddba (このIDを非表示/違反報告)
死神九尾(プロフ) - 凄くいいです!面白いww僕もあんスタ書いてますお互い頑張りましょう!ちょとつぼりましたwwwwwwww (2015年6月7日 23時) (レス) id: c4f1a86a73 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Meow* | 作成日時:2015年6月6日 16時