閉幕後と奸詐/1(sideアドニス) ページ45
「飲み物を貰ってきたぞ」
＿＿＿＿「UNDEAD御一行様」と表記された控え室の扉を開け、俺は足を踏み入れた。
UNDEAD、knightsともに、今日のライブは大成功で幕を閉じた。途中でトラブルはあったものの、さすがはAだ。普段はどうであれ、俺たちの危機であればあいつは全力で解決してくれる。そんなAだからこそ俺たちは信じている、のだが。
「あ、おかえり〜。気がきくね、そこに置いといて……っと、今は朔間さんに話しかけない方が良いよ。すごい怒ってるから」
困ったように苦笑しながら、羽風先輩が振り返る。……怒っている？
「何かあったのか？」
話しかけない方が良い、と言われたので、近くにいた大神に問う。すると、大神まで憮然とした顔で「聞いてりゃわかんだろ」と顔を背けた。
教えてもらえそうもないので、パイプイスに座って足を組み、さっきからぶつぶつ言っている朔間先輩の言葉に耳をすませることにした。
「＿＿＿＿何のために我輩がAについておったと思っておるんじゃ……。あの子は機材確認をした後そのままずっと客席にいたんじゃから、細工なんてする暇あるわけなかろう。確認のときも何かしている素振りなんぞなかったし」
「ああ、Aのことか」
それなら怒っているのも分かる。朔間先輩はAのことをとても可愛がっていたのだから、今回のことに関しては腹の虫がおさまらないのだろう。
「確かに、椎名があんな行動に出るとは考えなかったな。プロデューサーのせいでライブが失敗していたら、下手をすれば学院の信用にも関わるのに」
「それが狙いだろ、あいつは。Aに全部の罪被せて追い出そうとしてんだよ！」
「ええ、それ不味いじゃん。どうするの〜、朔間さん？」
くるり、と羽風先輩は朔間先輩の方に振り向いて首を傾げる。朔間先輩は、ゆっくり立ち上がった。
「最終的な判断は教師ではない。ちと、この事件が学院側でどうなっているか探ってみたんじゃけど＿＿＿＿どうやら、教師内ではあまり問題だと思われ
てないというか、詳しく伝わってないというか……率直にいえば、介入されないよう根回しされているんじゃよ」
そんなことが出来るのは、と朔間先輩は言葉を区切る。
「天祥院くんだけじゃよ。あの嬢ちゃんはAの仕業だと彼に伝えるじゃろうし、天祥院くんが何を考えているか分からないから分が悪い」
＿＿＿＿そういえば、椎名の姿が見えないな。あのあと、彼女はどこにいったのだろうか？
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ミー(プロフ) - マジで渉どっちかわかんなかったです笑笑 (2017年8月15日 14時) (
レス) id: 9cb245a304 (このIDを非表示/違反報告)
蒼狼(プロフ) - 作品めっちゃ面白いです！Twitterの方でフォロー（？）しました！ (2017年7月9日 19時) (レス) id: c6b79d49da (このIDを非表示/違反報告)
風夏 - 泣きました。ガチで泣きました。みかちゃん良い人すぎて凄い！これからも、面白い作品ヨロシクお願いします！ (2017年6月30日 21時) (レス) id: c04ac3408a (このIDを非表示/違反報告)
まめだいふくもち(プロフ) - かぜかなたさん» 返信が遅くなってしまい、申し訳ありません。当方、あんスタを知っている前提でお話をかいているので、分かりにくい箇所もあったかもしれません…。ぜひこれからあんスタについて詳しくなって、また読んでください(*'▽'*) (2017年3月11日 23時) (レス) id: 8f73a5bd97 (このIDを非表示/違反報告)
かぜかなた - あんすたあまり知らないので、初心者でもわかるような内容にしてもらいたいです。 (2017年3月3日 23時) (レス) id: 4812fd1ea7 (このIDを非表示/違反報告)
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