作戦会議/3 ページ31
「なんて、って」
「反論はない？」って聞かれたから、パニックになって「ない」って返しました。
そういうと、瀬名先輩はちっ、と顔を歪ませた。
「くそ、天祥院にやられた！」
「ん？なんでエッちゃん会長？」
それをいうならニナでは？
疑問符を浮かべる私に、鳴上先輩が困ったような笑顔で囁いてきた。
「Aちゃん。普通科とアイドル科はわかれているから、普通科はアイドル科の校舎に入れないの。だから、屋上を見るなんて出来ない。……この意味、分かるかしらァ？」
「……普通科の人は、空を飛んでいた……？」
「なんでそうなったの」
「なら、普通科の人は忍びこんだ！」
「うーん、それもあるかもしれないけど。それなら、そっちもおおごとよね？」
なんかクイズ番組みたいになってきたな、とか思っていたら、瀬名先輩があっけなく答えを出した。
「あんたはカマかけられたの、天祥院に」
「……釜」
「あー、セッちゃんの説明じゃ分かりにくいだろうから、俺が説明してあげる」
要領を得ない私の隣に、凛月先輩が移動してきた。「じゃ、ちゃんと聞いてね」はい。
「エッちゃんは、Aが本当に一連の事件の犯人なのか確かめようとしたわけ。でも、Aが犯人なら嘘をつく可能性のが高いでしょ？だから、「証拠がある」といって反応を見ようとした」
「んで、Aはあっけなく皇帝の策略にハマっちゃったんだよな〜。「ないです」なんて、半ば認めてるようなもんだぞ？バカバカっ、Aのバカ！ついでに皇帝もバーカ！」
つ、月永先輩まで……！？ついでの会長かわいそう。
でも、でも、私はそれで良かった。
「あんず先輩に被害がむかわないように、今の間は私が裏切りものだと思わせときたいんです！」
そう。ここで皆に信じてもらうわけにはいかない。私にはあんず先輩に悪女の矛先がむかない、ハッピースクールライフを送ってもらうという使命があるのだから。
「……その、「今の間」について質問があるのですが」
そこで、静かに流れを傍観していた司くんが、手をあげた。お、偉い偉い。
「なんだね、司くん」
「その話し方腹が立つので止めてください。……Aさんの言う「今の間」とは、一体いつまでなのですか？まさか、お姉さまが卒業するまで、なんて言いませんよね？」
……あ。
「決めてなかった」
「やっぱり」
「じゃあ、今日はいつまでこの「作戦」を続けるか話しあわなきゃね」
鳴上先輩が苦笑して手を叩いた。
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紅茶が凍っちゃった - 今28話なんですけど、アスターの花言葉に信じる恋っていうのがあって死ぬかと思いました… (2022年12月30日 12時) (
レス) @page28 id: 4e52f11739 (このIDを非表示/違反報告)
ミー(プロフ) - まだ途中ですが、leaderと草食べるのところで盛大に笑ってしまいましたwww最高ですもう、アメイジングさらっと言っちゃう主人公ちゃんも面白いですwww (2017年8月14日 2時) (レス) id: 9cb245a304 (このIDを非表示/違反報告)
もっちり兎(プロフ) - チベットスナギツネで検索かけてしばらく爆笑してました。面白くて、大好きです！(この小説がです！) (2017年6月12日 22時) (レス) id: e54c16753f (このIDを非表示/違反報告)
まめだいふくもち(プロフ) - 匿名さん» ご指摘、誠にありがとうございます。つきましては、お手数をおかけしますが改悪だと感じられる箇所をお教えいただけると変更しやすいので、お教えくださると幸いです。 (2017年6月10日 21時) (レス) id: 8f73a5bd97 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 二次創作の裏切りはキャラの改悪につながり、原作のイメージダウンとなりうる可能性があります。なので作品のパスワード保護、または改悪部分の変更、又は作品の削除をお勧めします (2017年6月10日 19時) (レス) id: 41b9136f09 (このIDを非表示/違反報告)
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