作戦会議/2 ページ30
「……かーさーくん。その手に持ってるの、何？」
可愛らしいストライプの包みを抱え、口をずっともごもご動かしている司くんに、瀬名先輩が問う。司くんは、純真な笑顔で答えた。
「これですか？これは、先ほど会ったニナさんにいただいたもので……もぐもぐ、Cookieです！」
「何敵からもらったもん食べてんのこのクソガキ！！！！」
瀬名先輩のラリアットがクリーンヒットし、司くんが「げふぅっ！？」と倒れこんだところで、
「うっちゅ〜☆遅くなってごめんなっ、会議始めるぞ、会議！」
と流れを全く考慮しない月永先輩が入ってきた。……まとまりないつ。(上手いこと言った、誰か褒めて)
「クッキー？ああ、おれも貰った！でも机の上にあって、誰が置いたのかわかんなかったし怖かったからナズにあげたぞ！」
「正体不明なものあげたのですね」
「アタシも貰ったわァ。あの子、料理上手よね。敵ながら感心しちゃうわ」
「いや、感心してどうするのぉ？俺も貰ったけど、生憎手作りって食べられないんだよねぇ。上手い具合につきかえしといた」
「うわ、セッちゃん最低。俺はねー、もったいないからAにあげたよ」
「はい！美味しかった！」
「あんたの一番の敵なんだからね、あの子？」
クッキー談議に花を咲かせること数分。すっかり現状報告をすることを忘れていて、私はパンッと手を打つ。
「はい、話し合い始めますよ！私からの報告は三つ、まず生徒会に呼ばれました！」
「は？生徒会？」
「何言われたの？」
唐突な展開にもついてきてくれるknightsの皆さん。私の突拍子もない動きになれたらしい。
「そういえば、呼ばれていましたね」
「そう、オムライス吹き出した私に司くんが「うわっ汚な」っていったとき」
「私はそのような言葉使いをしませんが」
ジロリと睨んできた司くんの視線を避け、私は口を開く。あと司くん、口の端にクッキーついてる。
「ニナのこと聞かれて……あ、そうです！エッちゃん会長に、言われたんですけど。私とニナが屋上にいるところを、普通科の人が見てたらしいんです。その人によると、私がニナを切ったとか」
私は切ってないのに、何故そんな話が出ていたのか。昼休みから気になりすぎて、オムライスも結局二杯しか食べられなかった。
「……A」
腕組みをして考えていた瀬名先輩が、私を呼ぶ。
「それ言われたとき、なんて返した？」
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紅茶が凍っちゃった - 今28話なんですけど、アスターの花言葉に信じる恋っていうのがあって死ぬかと思いました… (2022年12月30日 12時) (
レス) @page28 id: 4e52f11739 (このIDを非表示/違反報告)
ミー(プロフ) - まだ途中ですが、leaderと草食べるのところで盛大に笑ってしまいましたwww最高ですもう、アメイジングさらっと言っちゃう主人公ちゃんも面白いですwww (2017年8月14日 2時) (レス) id: 9cb245a304 (このIDを非表示/違反報告)
もっちり兎(プロフ) - チベットスナギツネで検索かけてしばらく爆笑してました。面白くて、大好きです！(この小説がです！) (2017年6月12日 22時) (レス) id: e54c16753f (このIDを非表示/違反報告)
まめだいふくもち(プロフ) - 匿名さん» ご指摘、誠にありがとうございます。つきましては、お手数をおかけしますが改悪だと感じられる箇所をお教えいただけると変更しやすいので、お教えくださると幸いです。 (2017年6月10日 21時) (レス) id: 8f73a5bd97 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 二次創作の裏切りはキャラの改悪につながり、原作のイメージダウンとなりうる可能性があります。なので作品のパスワード保護、または改悪部分の変更、又は作品の削除をお勧めします (2017年6月10日 19時) (レス) id: 41b9136f09 (このIDを非表示/違反報告)
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