変化/2 ページ19
「何故呼ばれたかは、薄々気づいているだろうから。前置きなしに、一つずつ、聞いていこうか」
ニナのことだよね。大丈夫大丈夫、すごく分かってる。最高にわかってる。わかりすぎてやばいから。あれ私なにいってるんだろう。
「まず、一昨日の椎名彩愛への傷害事件について。あれは、君の仕業なんだよね？」
「……違うといったら」
「目撃証言があるんだ」
は？
「普通科の男子生徒が、屋上で切りつけられるニナちゃんを見たそうだよ」
……んん？
何故！？
待って、なんかおかしい。誰がなにを言おうが、私はやってない。なのに目撃証言？なにそれ？
頭の中が盛大なパニックを起こす。いや、悲しいというより不思議でいっぱいだった。だから、会長の「何か反論はあるかい？」に「ない……です」と返してしまったことは許してほしい。
「じゃあ、次。質問が前後してしまっているのは申し訳ないけど、ニナちゃんをいじめていたというのは本当？」
「……ニナは、何と言っていましたか」
私の質問に、会長は「真緒」と会長の右手方向にいた衣更先輩を呼ぶ。頷くと、彼はプリントに目を落とした。
「えっと、椎名がAにやられたことは、恐喝、軽い暴行。また、陰口などの罵詈雑言を浴びせられたり、物をとられたりしたらしいです。昨日は制服をボロボロにされたとか」
「したの？」
「し、してないです」
「白をきるな」
「きってないやい」
「は？」
「きってないです」
大体うちは「楽しい迷惑はかけてもいいけど人を傷つけない」がモットーの家系なの！！楽しい迷惑はかけてもいい、が大分おかしいって散々言われたけどね！！！
「それと、貴様、何故昨日の紅月のレッスンにこなかったんだ？」
ふと、横から副会長の声が飛んできた。……わっつ？
「れ、レッスン？」
「昨日の昼、3日後に入れていたレッスン予定を昨日の放課後に変更すると端末にメッセージを送ったはずだ。なのに、既読すらつかなかったんだが」
「あっ、ちょうどケータイなくしてて」
「はあ？なにそれ、都合良すぎでしょ〜！」
そこで初めて、静かだった桃李くんが、可愛らしい声を荒げた。
「黙ってきいてたけど、全部本当にお前の仕業なんじゃないの？さっきから返事の歯切れも悪いし、練習にも来てなかったみたいだし！やる気ないんじゃない？」
そういうの、会長にメーワクだよ！とご立腹の様子の桃李くん。
………これは、さすがに困ったぞ。
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紅茶が凍っちゃった - 今28話なんですけど、アスターの花言葉に信じる恋っていうのがあって死ぬかと思いました… (2022年12月30日 12時) (
レス) @page28 id: 4e52f11739 (このIDを非表示/違反報告)
ミー(プロフ) - まだ途中ですが、leaderと草食べるのところで盛大に笑ってしまいましたwww最高ですもう、アメイジングさらっと言っちゃう主人公ちゃんも面白いですwww (2017年8月14日 2時) (レス) id: 9cb245a304 (このIDを非表示/違反報告)
もっちり兎(プロフ) - チベットスナギツネで検索かけてしばらく爆笑してました。面白くて、大好きです！(この小説がです！) (2017年6月12日 22時) (レス) id: e54c16753f (このIDを非表示/違反報告)
まめだいふくもち(プロフ) - 匿名さん» ご指摘、誠にありがとうございます。つきましては、お手数をおかけしますが改悪だと感じられる箇所をお教えいただけると変更しやすいので、お教えくださると幸いです。 (2017年6月10日 21時) (レス) id: 8f73a5bd97 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 二次創作の裏切りはキャラの改悪につながり、原作のイメージダウンとなりうる可能性があります。なので作品のパスワード保護、または改悪部分の変更、又は作品の削除をお勧めします (2017年6月10日 19時) (レス) id: 41b9136f09 (このIDを非表示/違反報告)
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