経過報告/3 ページ17
「ていうかセッちゃん先輩、このジャケットいらないならもらっていいですか？ジャケット無くしたんですよね」
「はあ？いらないなんて一言も……はぁ！？あんたジャケット無くしたの！？バカじゃないの！？」
またバカって言われた。何かいい返そうとしたら、何故か瀬名先輩がはっとした表情になる。
「待って。……なら、あれは………うん、A。ごめんね。もしかしなくても、Aのジャケットは盗まれてる」
「は！？私のジャケットはに〜ちゃん先輩に兎のワッペンつけてもらって、クロ先輩に背中にかっこいい刺繍してもらったやつですよ！？一点モノですよ！？」
いわば、他の皆が二度見するタイプのジャケットだ。そりゃ欲しくなる気持ちも分からないことはないけど。
「だからこそ、だよ。実は今日、三年がリハで怪我をしてね。そのとき逃げるAの姿を見たって。ジャケットが特徴的だったから、すぐ分かったらしいよぉ」
「え、なにそれ知らないです。いつ？」
「朝」
「「えっ」」
瀬名先輩の言葉を聞いて、思わず私と司くんは顔を見合わせた。
「今日の朝は、Aさんと私はずっと一緒でしたよね？」
「うん。司くんとネタ合わせしようって話になってずっと校舎裏で話してたんだけど、すっごく可愛い猫がいてさ。それをなんとか手なづけようとしてたら、予鈴なってびっくりしたよね」
「貴方、私が教室帰ろうとしたら必死の形相で引き止めてきましたもんね。「もうちょっとで煮干し食べてくれるから！」って」
その私の声にビビって猫ちゃん逃げたんだよね。全部司くんのせいだゆるさない。
「それ、絶対Aちゃん無関係じゃない……」
「スーちゃんがアリバイ証明してる時点で怪我とは関係ないよね」
「なら、Aを陥れようとした誰かの……っていうか、あの女」
うへー、私ならまだしも他の人に危害を加えるのはなぁ。
楽しいことは良いだけど、誰かが怪我をすることはダメ！って、ママンがいってた。
「あの、色々考えたいから私はお先に失礼します！あと今日お肉の特売日だし」
「あら……それなら仕方ないわね。じゃあアタシたちもそろそろ練習、初めましょうか」
「え〜、王さまは？」
「王さまはなんかよく分からないこと言ってたけど。休みらしいよぉ」
その後、間も無くスタジオから聞こえる司くんの月永先輩への文句をききながら、私は学院を後にした。
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紅茶が凍っちゃった - 今28話なんですけど、アスターの花言葉に信じる恋っていうのがあって死ぬかと思いました… (2022年12月30日 12時) (
レス) @page28 id: 4e52f11739 (このIDを非表示/違反報告)
ミー(プロフ) - まだ途中ですが、leaderと草食べるのところで盛大に笑ってしまいましたwww最高ですもう、アメイジングさらっと言っちゃう主人公ちゃんも面白いですwww (2017年8月14日 2時) (レス) id: 9cb245a304 (このIDを非表示/違反報告)
もっちり兎(プロフ) - チベットスナギツネで検索かけてしばらく爆笑してました。面白くて、大好きです！(この小説がです！) (2017年6月12日 22時) (レス) id: e54c16753f (このIDを非表示/違反報告)
まめだいふくもち(プロフ) - 匿名さん» ご指摘、誠にありがとうございます。つきましては、お手数をおかけしますが改悪だと感じられる箇所をお教えいただけると変更しやすいので、お教えくださると幸いです。 (2017年6月10日 21時) (レス) id: 8f73a5bd97 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 二次創作の裏切りはキャラの改悪につながり、原作のイメージダウンとなりうる可能性があります。なので作品のパスワード保護、または改悪部分の変更、又は作品の削除をお勧めします (2017年6月10日 19時) (レス) id: 41b9136f09 (このIDを非表示/違反報告)
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