【そらる】飴玉みたいに甘い日々

に。 ページ3

「はい、お待たせしましたー」

「ん、ありがと。」





そらるさんにコーヒーを渡す。



彼はティーカップを取り、口に付け、コーヒーを流し込む。




この店のコーヒーはすっごく美味しい！


そう胸を張って言える。





ティーカップから口を離したそらるさんは、満足そうに笑顔を浮かべる。









「美味いね。これ。」


「でしょ！ふふ、良かったです！」


「Aの淹れるコーヒーも、飲みたいけどな。」


「え？私？」






変な声が出てしまう。




そらるさんは、淹れれるんでしょ？と首を傾げる。




た、確かに、淹れられるけど...







「んんー...淹れられるんですけど...自信ないんですよね〜。」


「今度淹れてよ。絶対吐かないから。」


「待って、何でそんな不味いものみたいに言うの？」


「ふふ、じょーだん。」







そう言って悪戯っぽく微笑む。


イケメンやなぁもう！！







「じゃ、俺もう帰るな。これ、お金。」

「はい、また来てくださいね！」







ニコッと笑って、そらるさんは扉を開ける。



そして、チャリン...と、音がして扉が閉まった。





よし、そらるさんの声聞けたし、頑張ろう！！









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