私得な短編集[あんスタ]リクエスト募集中！！！ (ページ42)

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3月5日ページ42

私「ひなたくん、ゆうたくん、お誕生日おめでとう！」

ひなた「わぁっ、ありがとう！ゆうたくんもおめでとー！」

ゆうた「ありがとうございます！兄貴もおめでとー！」

きゃっきゃと飛び跳ねる双子。

ひなた「いや～、忘れられてると思ってたよ！なんも言われなかったもん」

ゆうた「呼び出されて来たら、こんなサプライズがあるとは…」

ひなた「ゆうたくんゆうたくんっ、ケーキがあるよ！」

ゆうた「二つある！わざわざ用意してくれたんですね！」

私「ふふっ、つくったんだよ！」

ついつい得意げに言ってしまう私。

ひなた「すっごーい！美味しそう！」

私「一応ちょっと味付けが違うんだ」

ゆうた「手が込んでますね！」

喜んでくれてよかった、大成功だな。

ひなた「食べていい！？」

私「もちろん！」

葵兄弟「「いっただっきまーす！」」

フォークを口に運ぶゆうたくんと、動きを止めるひなたくん。

私「ど、どうしたの？」

ひなた「どうせならAさんにあ～んしてほしいなーって♪」

ゆうた「！？ゴホゲホッ」

私「えーっと、あ～ん」

苺をフォークに刺してひなたくんに食べさせる。

ひなた「ぱくっ。うんうん、おいし～い！」

ゆうた「ずるいずるい、俺にもお願いします！」

珍しく駄々をこねるゆうたくん。

私「はいゆうたくん、あ～ん」

ゆうた「えへへっ…//ありがとうございます」

それから交互にあ～んをさせられる私。

私「なんかお姉ちゃんになったみたい」

と言ったら、何故か眉を下げて

葵兄弟「「えー、彼女じゃないの！？」」

と言う二人。

私「彼女？」

首を傾げる私と残念そうな双子。

私「あ、そうだ、プレゼントも用意してるよ」

ひなた「えっ、ほんと！？ついでに俺はプレゼントはAさんがいいかなー」

ゆうた「兄貴今日おかしいんじゃない？あっ、俺もプレゼントはAさんがいいです」

私「二人ともおかしいと思うよ…」

葵兄弟「「…」」

顔をみあわせる二人。

何かおかしなこと言った？

ひなた「ゆうたくん、Aさんなんにも分かってないよ」

ゆうた「うん、そうみたいだね…けろっとしてるよ」

肩を落とす双子たち。

私「ど、どうしたの？私何かした？」

ひなた「ま、いいや！せっかく祝ってもらってるし！」

ゆうた「そうだね！俺たちがひとつ大人になったってことだけ
知っといてもらおう！」

その日から双子からの謎のアタックを受けるAだった。