私得な短編集[あんスタ]リクエスト募集中！！！ (ページ43)

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3月3日ページ43

一日遅れてしまいました！すみません！

私「お姉ちゃ～んっ、お誕生日おめでと！」

嵐「あらやだ！すっごく嬉しいわァ！」

私「喜んでくれて嬉しい♪」

嵐「うふふ、可愛いこと言うわね！もう大好き！」

ぎゅうぎゅうと抱きしめられる。

私「私もだよ～っ」

抱きしめ返すと
ふと体を離し、微妙な表情をするお姉ちゃん。

嵐「ちょっと嵐くんって呼んでみて？」

私「ー？嵐くん？」

違和感半端ないな…大体お姉ちゃんか嵐ちゃんとしか呼んでないし…

嵐「…うん、ありがと。なんか変な感じね♪」

私「なんか変だよね！
あ、ケーキ作ったの！お姉ちゃんほどうまくはできないけど…」

嵐「そんなことないわァ！すっごく美味しそう！
ん～、最高よ、ほっぺたが落ちちゃう！」

本当に美味しそうに食べてくれるから安心する。

私「あ、クリームついてるよ！」

私はクリームを指でとって、少し食べてみる。

私「うん、甘い…」

見ると、嵐ちゃんがちょっと恥ずかしそうにしている。

あ、ちょっとやっちゃったかな…

嵐「Aちゃんって、たまに男前よねぇ…」

私「そ、そうかな」

それから、たくさんお喋りをした。楽しいガールズトークってやつかな。

私「それでね、スバル君がー」

嵐「うんうん」

私「その時、真緒くんがね…」

嵐「へぇ。仲良いのね～」

私「そうだね！」

嵐「なんか羨ましいわ…」

私「仲良しが？」

嵐「違うわよ！Aちゃんになんの違和感もなく
『くん付け』されてていいな～って」

私「うーん、お姉ちゃんはお姉ちゃんだしなぁ…」

嵐「アタシ、「男だろ？」って言われるのは嫌だけど、
忘れられるのもちょっとねぇ…
アタシだって、男なのよ？」

私「その言葉遣いで言われても…」

嵐「俺だって、男なんだぜ？」

整った顔を近づけられて、なんだか緊張する。
いつもと違う感じがする…

嵐「それに、他の子相手にクリーム取ったりした？」

私「え…」

確かに、できないかも…

嵐「もうちょっと、意識してほしい…俺は、充分してるんだけど」

えっ、してるって、えぇ！？

嵐「なぁ、嵐くんって呼んでみて？」

私「…っ、嵐、くん」

な、なんでこんなに恥ずかしいんだろう…

嵐「うふっ、赤くなっちゃってかーわいい♪」

彼は、いつもの調子に戻って笑った。