昔から好き。

23話 ページ24

御幸「夏？ お父さん帰ったよ。 寂しい顔してた。」

ドア越しに御幸の声が聞こえてきた。

夏「別にいい。」


御幸「ごめんな。 勉強のこと気付いてやれなくて。俺の方が頭悪いから教えてあげられないけど、夏が青道からいなくなるってのは嫌だよ。だから次のテスト頑張って欲しい。」


夏「気持ち悪いって思った？私のこと。 」

御幸「ん？ 何が？」

夏「御幸を追って青道にきたこと。」

御幸「ばーか笑 そんなの嬉しいに決まってんだろ。応援されるのなんて大歓迎！」


好きってことだよ？
なんでそんなに鈍いのよ。

はぁ〜。 これってフラれたってことだよね？


御幸「夏。 ここ開けてくんね？」


ガチャ


ドアを開けて上を向こうとしたら御幸に抱きしめられてた。


え？//////



御幸「お前さぁ、俺が好きになったらどうすんの？野球以外で鳴と争うのなんて嫌なんだけど。」


なんで鳴？？？？？

夏「ばか。 ほんっとばか。鈍感。 」


御幸「は？」


夏「鳴は関係ないでしょ。 御幸が好きだからついて来ちゃったのに何で気付いてくれないの！？！？
もうかえって。泣」


ガチャン。


終わった。でもなんかスッキリした。

好きになったらってことは御幸は私のこと好きじゃないってことだよね。


明日から新しい内田夏で生きよう。。。


勉強もがんばろう。

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