◇珍しすぎる赤○の風邪6 ページ46
赤○side
最近Aが気になる。なぜか目で追ってしまう。
…最初はただのクラスメイトだったのに、自然と俺はまだ追いかけるようになった。
「ん…」
起きて熱を測って見たら熱はなかった。
そういえばAにかなり甘えた夢を見てしまった。
夢の中でAに甘えてしまうだなんて………
現実ではできないから、夢の中で甘えてしまったが、Aに甘えてしまったことを少し後悔した。
やっぱり、夢の中でも恥ずかしかった。
なんだか夢の俺は自分じゃない気もした。…実際言ってたらどうなってたことやら。
「…んん、赤○、起きたの?おはよう…」
えっ
…俺の隣にはAが寝ていた。
「…おはよう」
「熱下がった?」
「ああ、おかげさまでな、ありがとう
……迷惑かけたね…」
「いやいや!そんなことないよ、けど…まあ迷惑って言うより、…甘えた?赤○に抱きしめてくれーって言われからねえ…」
「…え?」
…いま、なんて言った…?
抱きしめてくれ…?それは、たしかに夢の中で言ったが…
…まさか
「そ、そのA、なんか俺Aにいろいろしたか…?いつもと違うこと、とか…」
「え、…あー…」
その時Aは顔が少し赤くなった。
「…その、あーんして、とか、甘えたいだけ、とか、…一緒に寝よう…とか。
最後わたしも一緒に寝ちゃったんだけど、そのあと赤○がわたしのこと起こして『ねれない』っていうから羊でも数えてって言ったら抱きしめてくれーって。もっとぎゅっとしてくれないと嫌だ、とか」
…夢の中で言ったのではなかった。
俺は現実でAに甘えていたのだった。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
文字数の関係で、次に…!
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作者名:椛 | 作成日時:2018年9月24日 22時