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斉藤side







斉「ん、」





自然と開いた視界に入ったのは自室の天井




昨日のような頭や喉の痛さ、だるさは無くなっていた






斉「え?…ん!?」





いつもの部屋と明らかに違うこと




一定の寝息が聞こえ目線を下に落とした



長いまつ毛、小さな口から漏れる吐息







斉「A…」





身体をおこすとそこにはベッドに寄りかかって寝ているA




そうか、昨日看病しに来てくれて




斉「ずっとついててくれてたんだ…」





寝るまでついててくれたから帰るに帰れなかったのか



こんなとこで寝させてしまって


悪いことをしたなぁ





斉「ありがとう…」





「ん、…」





しまった、起こしてしまったか




せっかくだからもっと寝顔見てたかったな





「ぁ、…すいません私寝ちゃって」




斉「いや、いいよ。おはよう、A」




「おはようございます…って体調は」


斉「だいぶ良くなったよ、ありがとうAのおかげだよ」




「よかった…押しかけちゃったから、そうまさん迷惑だったかなって」



斉「そんなことない……って名前!」




眉を下げてそういうAの口から飛び出した名前。




今、壮馬って




「あれ、昨日言ってませんでしたっけ。


壮馬って呼んでって」






俺、そんなこと言ったっけ…



風邪だったとはいえ、昨日の俺ナイス



正直めちゃくちゃに嬉しい





「もしかして覚えてないですか?直しましょうか…」

斉「いや、いい!そのままで」





不思議そうな顔をするA




他人行儀だった苗字呼びから壮馬呼びに変わって





「朝ごはん作りますね、って言ってももうお昼前ですけど」




斉「ほんとだ…どんだけ寝てたんだ…」







そんな会話をして




なんか恋人みたいだ、なんて





ドキドキしてたのは、秘密





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おもち - ピュアッピュア……! (12月21日 12時) (レス) @page34 id: 95fb7582ab (このIDを非表示/違反報告)
桐。(プロフ) - すずみさん» ありがとうございます!そう言って貰えて嬉しい限りです! (2020年1月22日 23時) (レス) id: c2427a531b (このIDを非表示/違反報告)
すずみ - めっちゃキュンキュンしました。謎にもっと、壮馬くんの事が好きになりました。 (2020年1月22日 20時) (レス) id: c911cfbf5b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桐。 | 作成日時:2019年8月24日 23時

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