14 ページ16
.
もうすっかり夜中だった。
「てゆうか、ほんとに斉藤さん休んでください!」
初めてお家に上げてもらったとは思えないほどリラックスしてしまっていたけど、
相手は病人。
しかも売れっ子声優、超多忙ときた。
私のせいで風邪を長引かせる訳にはいかない。
斉「壮馬、」
「斉藤さん?」
立ち上がった私の手を軽く握って止めた斉藤さん
斉「壮馬って呼んでよ」
唐突で意外なお願いに少し驚く
「えっと…そうまさん?」
斉「はぁ〜〜…」
「なんですか!」
斉「…わかった。じゃあ横にいてくれる?」
「え?」
斉「Aが横にいたら安心して寝れる…気がする。からお願い」
「なんですか、それ笑」
斉「…だめ?」
「う…、わかりましたよ…」
ほんとに、こういう所で本業を発揮されると困る
〜
斉藤さんが寝たのを確認して
洗い物などを済ませる
まるで一緒に住んでいるみたい、なんて
自分で考えて恥ずかしくなる
「綺麗な顔だなぁ…」
すやすやと寝ている斉藤さん
「そうまさん、か」
また少し近づけた気がした。
.
298人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
おもち - ピュアッピュア……! (12月21日 12時) (レス) @page34 id: 95fb7582ab (このIDを非表示/違反報告)
桐。(プロフ) - すずみさん» ありがとうございます!そう言って貰えて嬉しい限りです! (2020年1月22日 23時) (レス) id: c2427a531b (このIDを非表示/違反報告)
すずみ - めっちゃキュンキュンしました。謎にもっと、壮馬くんの事が好きになりました。 (2020年1月22日 20時) (レス) id: c911cfbf5b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:桐。 | 作成日時:2019年8月24日 23時