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乱くんの笑顔に癒しをもらったところで、七種くんの準備が出来たらしく、私と向き合うと両隣の2人も私から手を離した。
「さて、Aさん。今回日和殿下にわざわざお呼びいただき、この場所にお越しいただいたわけなんですが」
「あ、はい」
「Aさんは現在、玲明学園の生徒としてEveのプロデュース、そしてフリーで作曲家としても活躍していらっしゃいますよね？」
何故、この人はここまで知っているのだろうか。
いや、確かこの人たち……【Adam】って【Eve】とユニット組んでたよね？名前は忘れたけど。
それなら、私のことを知ってて当然か。
「よくご存知で。それが、どうかしたの？」
「数多くの才能に恵まれていらっしゃるあなたに、是非とも我々【Adam】を含め、【Eden】のプロデュースをお願いしたく、こちらに足を運んだ所存であります！」
敬礼をビシッとした七種くんは、卓上に並べていた資料を数枚取り、私に渡すとプロデュースついての詳しい説明を始めた。
元々、【Eden】は七種くんがプロデュースをしているそうだ。
しかし、【Eden】には専属の作曲家やファッションデザイナーがおらず、時々他の事務所や会社に依頼するため、コストがその分かかるそうだ。
そこで、日和くんの幼馴染で【Eve】のプロデュースをしており、フリーで作曲家として活躍している私に目をつけたという。
七種くんが副所長を務めている事務所【COSMIC PRODUCTION】_______通称【コズプロ】に所属し、【Eden】の作曲家、衣装デザインの発案をして欲しい、というのが彼からの依頼だった。
「専属ってことは、【Eden】のためだけに曲を作り、衣装の発案をしろと？」
「その通りです！いやー流石Aさん、頭の回転がお早いことで！」
「なるほど……」
「…だったらやらない。引き受けません」
てっきり、私がすんなり受け入れてくれると思っていたのだろう。
ここにいる私以外の4人は、「何で？」と言いたげに私を見た。
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リア(プロフ) - 最高に面白いです！日和が可愛すぎる！！！更新楽しみに待っています(^^) (2020年1月24日 17時) (
レス) id: f94faaa2fc (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 凄く私好きな話だと思います！滅茶苦茶好きになりました！！更新待ってます。頑張ってください！！ (2020年1月23日 6時) (レス) id: 1d868b34d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水神友花 | 作成日時：2020年1月19日 12時
