悪戯させて下さいな。【文豪ストレイドッグス】【反応集】

▽文豪を庇った貴方が回復した ページ42

「ごめんなさい…」
目を覚まさないと思われていた貴方が目を覚ました時の文豪。
探偵社は与謝野医師(せんせい)の治癒でも貴方の意識が戻る見込みがなかったご都合設定。

❀中島 敦
「うっ…Aちゃんッ！！良かった、良かったよぉ…っ」

彼は涙をはらはらと流しながら、貴方に抱きついて離れようとしません。
貴方に庇われた光景が目に焼き付いて離れなかった様で、彼は貴方を守る強さを手に入れる為に色々努力していたそうですよ。

「ごめんね、本当に…っ」


❀太宰 治
「…もう二度と、君の笑顔は見られないと思っていたよ」

今すぐ貴方を抱きしめたい彼ですが、目覚めたばかりの貴方に…と、気を使ってくれたみたいです。
彼は貴方の手を取って自分の頬に当て、嬉しそうに微笑みます。
冗談ではなく、本気で彼はそう思っていましたよ。

「君が守ってくれた命だからね、君が起きるまで入水も首吊りもしなかったのだ。勿論褒めてくれるだろう？」


❀国木田 独歩
「……幻覚か？」

貴方は起きないと告げられた彼は、仕事ひとつ手につかないような状態でした。

毎日の日課になっていた貴方のお見舞いに来た彼は、目を覚ましている貴方を見つけて抱えていた花束を落とします。
貴方に駆け寄り、貴方の頬に手を添えて、生きていることを確認して。

「…ッ……莫迦者…庇われて死なれることを望む者がどこに…っ！」


❀江戸川 乱歩
「う…ッAの莫迦ぁ…！！」

彼は貴方が何時目覚めるかを何度も推理していた様。
だからこそ、貴方が今日起きることを知っていたので急いで来てくれたみたいです。
「泣いてるんですか」と聞けば、「泣いてない！」と強めに返されます。

「いつか僕が君を庇ったって、Aはもう文句も言えないんだからね…ッ！」


❀与謝野 晶子
「……」

貴方が目を覚まさず、一週間が経ちかけていた時。
彼女が貴方の看病をする為に病室に入れば、意識を取り戻した貴方が。
「晶子さん」、と、貴方が彼女の名前を呼べば、彼女は涙を流しながら微笑みます。

「Aは本当に寝坊助さんだね」


❀福沢 諭吉
「もう二度とあの様な真似はさせぬ」

貴方を強く抱き締めて、頭を優しく撫でる彼。
貴方は彼を庇った後、声こそ出せませんでしたが「自分を責めないで」と目で訴えましたから。
彼もちゃんとそれを感じてくれたみたいです。

「私は不甲斐ない。不甲斐ない人間なりに、君を、Aを守りたい」

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