悪戯させて下さいな。【文豪ストレイドッグス】【反応集】

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❀芥川 龍之介
「お前が僕(やつがれ)を助けたのは、愛なんて下らない理由故か」

愛が下らないとは、彼も面白いことを言いますね。
貴方が眠っている間、彼は探偵社の医師(せんせい)に頭を下げてでも治療を強請(ねだ)っていたそうです。
彼が来る前に、森さんから貴方はその話を聞きました。
貴方を愛しているからでしょうね。

「……誰から、その話を…ッ、はぁ…」


❀中原 中也
「おいおい…嘘だろ……？」

彼はふらふらと覚束無い足取りで貴方に近寄ります。
自分のせいで貴方を失ったと思っている彼は、耐えられない悲しみを仕事で紛らわそうとした様子。
「嘘じゃないよ」と貴方が両手を広げたら、彼は貴方を優しく抱き締めます。

「っふ…はは、こんなに嬉しいのは、Aと恋仲になれた時以来だ」


❀尾崎 紅葉
「私(わっち)のAや…」

彼女は持っていた日傘を落とし、貴方に駆け寄って優しく抱きしめてくれます。
そんな彼女に、貴方は優しく微笑みながら、「手拭い汚してごめんね」なんて言います。
すると彼女は、涙を流しながらも貴方の頭を撫で答えます。

「今度、共に買いに往こう。それで全て水に流そう」


❀黒太宰
「A、如何して僕を殺さなかったの」

彼は貴方が眠っている間に、何度も死にたいと思わされたそうです。
時には貴方を殺して自分も死のうとしていたそうですが、それを首領が止めてくれていたみたいで。
彼ももちろん、貴方が目覚めたことは嬉しいです。
でもそれより、貴方がいない間に見た地獄を忘れられない様子。

「Aと出会わない方が楽だったんじゃないかって何度も思った。でも、そんな世界で僕は生きていける気がしない。」


❀織田 作之助
「……夢か…はぁ…」

貴方と目が合う彼ですが、直ぐにそうやって自分に言い聞かせます。
夢なんかじゃないよ！と貴方が言って、彼の頬を抓ったら彼は漸く理解した様。
彼の目の下にべっとりとついている隈(くま)は彼が眠れなかった日の証です。

「若しもこれが夢なら、俺は目覚めた時に生きていける気がしないんだ」


❀エドガー・アラン・ポオ
「Aさ…ッ…よ、良かったである、本当に…ッ」

彼は、貴方を助ける為ならどんなことだってして見せるでしょう。
それ程に貴方のことを想っているのです。
ずびずびと泣いている彼の頭から貴方の膝に飛び降りてきたカールを撫でながら、貴方はいつもみたいに笑います。

「吾輩、Aさんと生きたいである」

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