2 日 目 ページ5
気持ちの良い眩しい光で目が覚める。
気付いたらベットの上、寝落ちしてたみたい。誰かに運んでもらったってことかな。それはしんどい。私重いのに、いきなり迷惑かけてしまった。
「でも、そっか、もう一日終わったのか……」
そう考えると1週間って凄く短いんだな。
「ねえ」
「うわあぁ?!あ、天月さん?!」
「ねーそんな反応する?面白いんだけどw
ごめんね、ノックしても返事ないからいいかなって思って勝手に入っちゃった」
「いや、全然大丈夫です!ごめんなさい気付きませんでした………なんの用でしょうか?」
「朝ご飯できたよって」
「朝ご飯まで用意してくれるんですね……親切だ。態々ありがとうございます。今すぐ行きます!」
「いや、ご飯ないと死んじゃうでしょ?w」
「あっそれもそうですね」
「ねえ、天然なの?w」
天然か、初めて言われた。友達からはいつもナイフのように尖った性格って言われてたからちょっとだけ女の子らしくて嬉しいかもしれない。
憧れの人を目の前にすると、こうも人は変わるわけだ。だから朝から散々天月さんに笑われたけどまぁ、それもいいのかな。
私は急いで階段をおりた。
「待たせてごめんなさい。おはようございます」
「全然気にしてないよ。おはよ〜」
「俺もさっき起きたところやから大丈夫やで!おはようAちゃん!」
優しすぎる。一応まだ初日だから気を使ってくれてるんだろうけど、明日からは気をつけなきゃ。
「取り敢えず、いただきますしよっか」
皆で集まって座る。皆で号令するのかと思いきやバラバラに食べ始めてて、私も目の前に出されたものすごく美味しそうな料理に手をつける。
「ん、美味しい!」
「ほんま?よかったー。今回ちょっと焦げ気味やったから不味いって言われたら泣いてたわ」
「えっセンラさんが作ったんですか?」
「そうそう。気持ちいいくらいに美味しそうに食べてくれるから作ったかいあったわ」
「はあ、ならちゃんと味わわないと………ひと口ひと口この幸せを噛み締めて頂きたいと思います!」
「うん、嬉しいけどAさんって意外とアホの子なのかなw」
「えっアホの子?」
「いや、可愛いと思うけどなw」
「ていうかセンラとAさん随分仲良いね。いつのまに……」
「あぁ、うらたんも話したらいいじゃないですか。それに俺より坂田の方が仲ええけどなぁ。昨日Aさんのことベットに運んどったし」
「ちょセンラ」
「その話、詳しく聞かせてもらおうか〜?」
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*ゆうらまる*(プロフ) - すごく面白いです!!こういう企画が本当にあったらな〜更新待ってます! (2022年8月18日 12時) (レス) @page23 id: 394490a509 (このIDを非表示/違反報告)
ぴぁ(プロフ) - 喜春さん» 返信遅くなってすみません!そう言って頂けて凄く嬉しいです!ありがとうございます! (2020年5月25日 1時) (レス) id: 84d5814917 (このIDを非表示/違反報告)
喜春 - コメント失礼します。とても面白いです!頑張ってください! (2020年3月30日 15時) (レス) id: d9f7f3b7dd (このIDを非表示/違反報告)
ぴぁ(プロフ) - あぁあぁ申し訳ございません…!!別の作品の方で固定して書いてた名前なのでつい癖でやってしまいました……今後からは気をつけます…!修正してきましたので今まで通り読んで頂けると嬉しいです。報告ありがとうございました…! (2020年1月9日 23時) (レス) id: 84d5814917 (このIDを非表示/違反報告)
miki(プロフ) - 名前って固定なんですか? (2020年1月9日 22時) (レス) id: 7a9b730b16 (このIDを非表示/違反報告)
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