大人気歌い手と1週間同居キャンペーン！【歌い手】

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「だーかーらー！昨日一緒に話してたら寝落ちしちゃってたから運んであげただけやって。な、センラ。お前見てたやろ」

「さぁ〜どうやろね〜」

「センラ！」

さっきの坂田さんの一言により、状況がよくわからなくなってきている。運んでくれたのは坂田さんだったってことでいいのかな。

「…………ほんまはそらるさんに運んで欲しかったんやけど、丁度寝ちゃってたし、センラは酔っ払ってたから無理やし、俺しかいなかったんよ」

「なんでそらるさん？」

「だって、Aちゃんそらるさん推しやん」

「えっまじ？そらるさんなの？意外なんだけど」

「それは俺も思った」

「こら、話を逸らすな」

「でもAさんも困ってるしもういいんじゃない？まぁあんまり距離を縮めちゃいけないっていうルールはあるから今度から気をつけるって事で、これでおしまい！いいよね？」

「うん、いいけど。やっぱりまふは凄いな。あの状況を一瞬でまとめたで。助かったあー」

「あっあの、坂田さん」

「ん？どしたん？」

「昨日はごめんなさい。今度からは気をつけますら！寧ろ、次も同じ事があれば放置してくれて構いませんから！ありがとうございました！」

「あはは、いいんやって！相変わらず真面目やなぁ。でも流石にリスナーさん、しかも女の子を寒い中放置はできへんから気をつけてな！」

「おー坂田やさしー」

「あ、ねぇねぇそろそろ歓迎会の準備始めないと間に合わなくない？」

「あっそうだね！じゃあ、僕とうらたさんで買い出し行ってくるので、他は適当になにかしてて下さい！飾り付けとか！Aさんはいいって言うまで部屋に居てくださいね！」

「りょーかい」

そういえば昨日、今日の夜に歓迎会をやるって言ってたな。そんな事までしてくれるなんて、推しと一緒の場所に居られるってだけで幸せなのに、こんなの最高すぎる………

「じゃあ、Aさんは部屋に戻ってなー。少し暇になると思うけどすぐ終わるから待っててな」

志麻さんに声をかけてもらって、部屋に移動する。

暇とかどうでも良くなるくらいすごく楽しみだ。

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