何となくね ページ10
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私が見つめていることに気がついたのか、
〈どうしたんだい…?〉と首を傾げた。
その横顔が私には、いやに綺麗に見えた。
私は思っていることを素直に言ってみようという気になった。
理由は特になく。
ただ何となく。
『太宰さんに嫌われなくて良かったと、
思っただけですよ。』
普段なら多分言わないような、
少し照れくさくなるような言葉に顔を思わず逸らした。
「ふッ!!ふっふふッッ!……
何故だい?
何故、私が君を嫌いになるのッ?……ふふふッ!」
太宰さんはそう言って笑っていた。
そっぽを向いた私は
何故笑われているのか分からないでいた。
多分今の私は阿呆面で止まっている事だろう。
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味の素(プロフ) - ロットさん» ありがとうございます!受験でなかなか更新できてないのですが、3月の中旬くらいには終わるので、すみませんがお待ちくださると嬉しいです!コメントありがとうございました! (2018年2月24日 18時) (レス) id: d5befd4dfc (このIDを非表示/違反報告)
ロット - 更新楽しみにしてルゼ (2018年2月24日 16時) (レス) id: d561f39b52 (このIDを非表示/違反報告)
味の素(プロフ) - 姫奈さん» 教えて下さりありがとうございます! (2017年12月30日 14時) (レス) id: d5befd4dfc (このIDを非表示/違反報告)
姫奈(プロフ) - コメント失礼します。オリフラ外し忘れていますよ。 (2017年12月30日 14時) (レス) id: c18e747859 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:味の素 | 作成日時:2017年12月30日 13時