【あんスタ】推しが兄とか知らない【月永レオ】

悩み ページ14

地理の授業。いつもは睡魔に襲われて心地いい夢の中なのに今日は違った。それもそう、だって私は今





『ん〜……』





呻きながら悩み事をしているのだから。と言ってもその声は小さく先生にバレないくらいの声量だ。




そして、私がそれほどまでに悩んでいるのはある事だった。
それは、私がレオくんのファンであるということについて。別にレオくんのファンであるのが悪いというわけではない。けれどレオくんには私がファンだと伝えていない。




それに、もし知られてしまったら急によそよそしくなってしまうかもしれない。そんな不安が私の心を渦巻いているのだ。




別に言わなくてもいいとは思うけれど、もしバレてしまったときのレオくんの反応があまりいいものではなかったら私の心が折れてしまう。




だから、どうしようかと悩んでいたところだがいくら考えても解決策は見つからない。不安が募っていくばかり。そんな現状に私は深いため息を一つついた。




レオくんがそんな事をするはずがない。分かっていても不安を抱いてしまう私は彼を信じきれていない。それが私の心を酷く苦しめた。

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