転生者の鬼滅物語【鬼滅の刃】

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美琴の優しい言葉に泉は涙を流す。
泉「(美琴ちゃんはこんな臆病な僕に優しい言葉をくれる。嬉しい…！)」
涙を流す泉に対して、美琴は慌てる。
美琴「い、泉君！私、何か嫌なこと言ったかな？！」
どうしよう、どうしようと冷や汗を流す美琴。
泉「違うよ。美琴ちゃんの言葉が嬉しかったから涙が出ちゃっただけ。大丈夫((笑))」
右腕で涙を拭き、笑顔を美琴に見せる。
泉の言葉を聞いた美琴はほっと、安心した。
泉「それじゃ、僕は行くね。またね。美琴ちゃん、福沢君」
美琴「うん。またね！」
福沢「あぁ」
泉は美琴と白夜に挨拶した後、錆兎と義勇を見る。頭を軽く下に下げ、一礼をした後に四人の元を去る。

泉が去った後、美琴たちもお互いに別れを告げてから去る。









―――ある屋敷では……。

？？「そうか、二十人も生き残ったのかい。優秀だね。また、私の剣士(子供たち)が増えた」

？？「それにしても大地の弟子が人を護りながら、藤襲山にいる鬼を全て倒したのか。凄いね。よっぽど優秀な剣士(子供)みたいだ。
会ってみたい。大地に手紙を書いて、連れてきてもらおうかな？」


屋敷の中庭を眺めながら、鎹鴉に最終選別の結果を聞いていたこの青年は一体何者だろうか。


この青年について、知るのはもう少し後のことだった。

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