119〜未来 ページ19
アネ「今から一年後、ローグは影と一体化する
それからアクノロギアが現れて、私たち滅竜魔導士。
火竜、鉄竜、天竜、毒竜、雷竜、白竜、影竜、水竜。
沢山の滅竜魔導士が集まっても、アクノロギアには勝てなかった。
生き残ったのは、私とローグだけ
全員、死んじゃった」
アネモネは歯を噛み締めた
アネ「みんな敵わなかった、足下にも及ばなかった
誰もアクノロギアには勝てない。
色んなギルド、魔導師がアクノロギアに挑んで死んでいった
私は何度も何度も、仲間が切り裂かれる姿。圧倒的な力の前に粉々になっていく人達。
私とローグは、それを、気が狂うほど見てきた
一瞬前まで生きていた人が屍になる光景を
気が狂うほど。
自分が何者か、忘れるほど
何度も何度も見てきた」
その目には悲しみ、絶望、憎悪。それらの感情しか読み取れない
アネ「みんな死んだ。
生き残った人間もいつ殺されるかわからない日々に震えてる
いつ殺されてもおかしくない
いつ死んでもおかしくない。そういう状況だった
ナツも、希望だった…
私の仲間はギルドは家族は、兄は
みんな私の目の前で朽ちていった
おじいちゃんもフォルテもグレイもエルザもエバさんもビックスローさんもフリードさんもリオンさんも全員。
私の目の前で死んでいった
ラク兄まで、私の前から消えた」
頭を抱えて座り込む
まるで、
アネ「でも、それは違った」
アネモネはニタリと笑った
その笑いに背筋が凍る
アネ「ルーシィ…
ルーシィ・ハートフィリアを殺せば、みんなの未来を変えられる
ルーシィ・ハートフィリアを殺せば、たった一人を殺せば
私の日々が帰ってくる」
「たった一人を殺すだけ」彼女はそう言ってさっきとは違う。とても不気味な笑いを浮かべた
そしてスクっと立ち上がり私の手を握る
アネ「君も協力してくれる??」
アネモネの目は今まで見たこともない
とてもとても濁った真っ暗な目
触ってしまえば二度と戻ってこれないようなそんな目だった
『い、いや…』
否定しようとした
その時にアネモネが肯定した
アネ「ラク兄が死んでもいいの??」
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ゆき(プロフ) - 羽憐さん» あ、なるほど笑笑 (2017年11月26日 16時) (レス) id: ac6852a1fa (このIDを非表示/違反報告)
羽憐(プロフ) - ゆきさん» いじった方が何倍も面白いw(自分的に)特にフリードw (2017年11月26日 16時) (レス) id: 37ccf3e8b5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 羽憐さん» 雷神衆のイメージがラクサス好き!みたいだと思ったけどいじる方もいいかなと思って笑 (2017年11月26日 16時) (レス) id: ac6852a1fa (このIDを非表示/違反報告)
羽憐(プロフ) - 雷神衆の会話が楽しすぎる! (2017年11月26日 16時) (レス) id: 37ccf3e8b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆき | 作成日時:2017年11月4日 1時