#011 中島敦の入社試験 ページ11
谷崎「嫌だァ……もう嫌だ……ぜんぶお前等の所為だ……『武装探偵社』が悪いンだ!社長は何処だ!?早く出せ!でないと──
爆弾で皆吹っ飛んで死んじゃうよ!」
ガタガタと小刻みに震え乍ら爆弾のスイッチらしき物を握りしめる
君等やけに演技上手いね?
「ありゃま…」
織田作「如何云う経緯だ?」
国木田「怨恨だ。犯人は探偵社に恨みがあって社長に会わせないと爆破するぞ、と」
織田作「まぁ、
と、涼し気に云う織田作だが、その顔には少し乍ら焦りが見えた。
……君も、いつからそんなに演技が上手くなったんだい?
「あー…あれ
敦「ええ!?そんなぁ…!」
「爆弾に何か被せて爆風を抑える、って手もあるけど、この状況じゃあね……」
織田作「もういっその事社長に会わせてみればどうだ?」
あ、実を云うとこの立て篭り事件は全くの嘘。
これは中島くんの為に作られた茶番。
……に、しては皆演技上手いよねぇ……
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もっぴい - 自己紹介が、細かく書かれてていいなと思いました。これから、頑張ってください! (2019年8月28日 23時) (レス) id: 1e3d085ec9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:三ノ宮凛桜 | 作成日時:2019年8月28日 20時