もしも....なお話４ (ページ8)

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お祭り当日

皆とは現地集合なので
早々と浴衣に着替えて準備をしていたら
ピンポーンっと呼び出し

誰か来た...
出て見ると虹村君

『どうしたの？まだ早いよ？』
虹「迎えに～っと言いたいんですが....
先輩、男物の浴衣も着付けできます？」

よく見ると確かに私服だ
手に袋を持っている

クスッと笑い
『出来るよ。中に入って』

居間に移動し、浴衣を受け取ると

『服を脱いで？』
虹「え⁈」
目を見開いて驚く

『そのままじゃ着れないよ？浴衣』
浴衣を手で広げ虹村君を見ると
「あ、そっか」っと照れ笑いの様に頭を掻き
上着を脱いだら、
そこに浴衣を羽織ってもらい着付けをする

帯をぎうっと締めしっかり結ぶ

虹「うっ！先輩っこういう事だけ力があるんですね」
『こういうのはコツだから、
でも男物はそこまでキツくないでしょ？
女性の浴衣は胸の下をキツく締めるから苦しいんだよ？

さて、出来た。虹村君カッコいいね』

それでも時間が余ったので、お茶を飲んでから
二人でお祭り会場に向った